DxOMarkが、ソニー α9 センサースコアを公開
DxOMarkが、ソニーのEマウント フルサイズ機 α9 | ILCE-9 センサースコアとレビューを掲載しました。
- 総合スコア : 92ポイント
- 色深度 : 24.9bits
- ダイナミックレンジ : 13.3Evs
- ISO高感度耐性 : 3517ISO
総合スコア " 92ポイント " を叩き出し最高のセンサーのひとつであると評価しています。(総合ランキング 12位) ISO高感度耐性は " 3517 ISO " で、α7S IIに及ばないもののランキング 2位につけています。 ISO50ベース時、ダイナミックレンジ(13.3EV)と色深度(24.9bits)は非常に良好であるが、卓越している訳ではないとのこと。ダイナミックレンジと色深度は、α9の実質的な強みではないと判断しています。※以前からα9はスピードカメラでα7R IIなどと比べると、ダイナミックレンジが少し劣るとの報告もネットに登場済み
低照度時 高速シャッターが必要になるアクションフォトグラファーにかなりアピールになるだろうと評価し、未圧縮RAWファイルで、色深度がISO1600 20bit / ISO6400 17bit以上で優れた色深度を実現しているとのこと。ISO高感度時のダイナミックレンジも印象的で、ISO6400まで10EV以上の数値を維持している模様。
α7 II と α7R IIと比較していて、上記の解説をさらに掘り下げていて、SNR比に関してはほぼ同じでα9はやや改善しているそうです。
対抗機とされるキヤノン EOS-1D X Mark II と ニコン D5 とも比較していて、総合スコアはα9が両機を上回っている事が確認できます。各項目と見ていくと、ここでもα9のISO高感度耐性が高い事が分かります。色深度はニコン D5、ダイナミックレンジはEOS-1D Mark IIが、α9を上回ります。元記事には、低感度/高感度時のダイナミックレンジや色深度そしてSNR比の傾向も詳しく解説。
α9は、ほんどのミラーレス機の性能を上回る性能を実現した台風の目となるカメラで、すべてのプロ アクションフォトグラファーにとって本当に魅力的なカメラになりそうとのこと。(powerhouseを台風の目と訳しました) スポーツ デジタル一眼レフであるフラッグシップ機 ニコン D5やキヤノン EOS-1D X Mark II と同等で素晴らしい画質を実現していると評価しています。最高の画質を求めるならばほぼ倍の画素数である " α7R II " であるが、α7R IIはスポーツカメラではなく異なる市場のカメラで競合しないともコメントしています。