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ソニー サイバーショット RX100M6 その特長をチェック

ソニー サイバーショット RX100 VI | DSC-RX100M6 が海外発表されました。新設計高倍率ズームレンズが採用され話題になっていますが、どのような1インチコンパクト機に仕上がっているのでしょうか。英国で7月発売予定、希望小売価格は1,150ポンドとなっています。※Update : 国内発表が行われ、2018年6月22日(金)発売予定とのこと。

Sony | Cyber-shot | RX100 VI - Product Feature

機能解説プロモーションムービーが公開済みで、新設計の ZEISS® Vario-Sonnar T* 24-200mm F2.8-4.5 レンズ、ポケットサイズながらも高倍率ズームレンズ搭載を実現、2010万画素 1インチ 積層型 Exmor RS CMOSセンサー、進化した描画エンジン BIONZ X、4.0段分効果の光学式手振れ補正機構、ファストハイブリッドAF 合焦スピード 0.03秒、AFポイント 315点、高速連写 24コマ/秒、瞳AF、直感的なタッチフォーカス/タッチシャッター、4K HDR(HLG対応)、スーパースローモーション撮影 960fps(NTSC) / 1000fps(PAL)、ポップアップEVF 235万ドット 0.39型有機EL、チルト式モニタ、Wi-Fi / NFC / Bluetooth / QRコードなどなどテンコ盛りの内容となっています。

ZEISS® Vario-Sonnar T* 24-200mm F2.8-4.5

ZEISS® Vario-Sonnar T* 24-200mm1 F2.8-4.5
  • ZEISS® Vario-Sonnar T* 24-200mm F2.8-4.5
  • レンズ構成 : 12群15枚 AAレンズを含む非球面レンズ8枚を採用
  • NDフィルター : 非搭載
  • 光学ズーム : 8倍

まず大きく変貌を遂げたのがレンズではないでしょうか。現行RX100M5は24-70mm F1.8-2.8レンズを採用しているので、F値が少し暗くなりテレ端のズーム領域が伸びた事が確認できます。特に海外では高倍率ズームレンズ/高倍率ズームレンズ採用ブリッジカメラの需要が高く、RX10が肥大化したのでその影響もあるかもしれません。おそらく画質的にボディ内補正はガチガチに掛かっているのではないでしょうか。1インチセンサーだけにこの高倍率レンズとの組み合わせで実際にどこまで絞り込めるのか気になるところです。

上記はdpreviewが掲載したプレゼン(?)画像で、1インチセンサー搭載コンパクト機のレンズ焦点距離とF値を比較していて、RX100M6は高倍率ズームレンズを搭載した競合機と比べるとテレ側のF値が抑えれている事が確認できます。加えてボディサイズは、現行RX100M5とほぼ同じ101.6x58.1x42.8mmを実現しているので、小型ながらも高倍率ズームレンズを採用した1インチコンパクト機が必要なユーザー層にも受けが良いかもしれません。

すでに公式サイトにサンプル画像が掲載され、仕上がり具合が確認可能。海外版 α UniverseはRX100M6関連記事を現時点で4つも掲載し、かなり力が入った機種である事が伺えます。(その1 / その2 / その3 / その4)

瞳AF

瞳AF

α9/α7R III/α7 IIIで好評の「瞳AF」を採用し、RX100M5と比べてどのくらい検出率が上がっているのか注目が集まるのではないでしょうか。AF合焦点スピードも0.05秒から0.03秒に引き上げられています。像面位相差AFでAFポイント 315点を実現していますが、今回高倍率ズームレンズを採用した事でどのくらいの精度を実現しているのか興味津々。AFポイント数自体は、RX100M5と同じです。

光学式手振れ補正機構を採用しワイドからテレまで4.0段分の手ブレ補正効果を実現しているとのこと。あと今回RX100シリーズでタッチパネルを初採用し使用感が向上していると思われます。これまでタッチパネルを採用して来なかったのが不思議。

4K HDR

4K HDR(HLG)で撮影したサンプル動画も公開済みです。コンパクト機でも4K HDR撮影に対応しさすがソニーという感じですが、連続撮影時間は5分となっています。スーパースローモーション撮影は960fpsと据え置きで、スロー映像がRX100M5より向上しているのかどうか気になるところ。英国ソニー製品ページを見る限り、動画撮影時のファストハイブリッドAF性能も引き上げている模様。

4K連続撮影時間5分

フルスペックシートに4K連続撮影時間は自分が見た限りでは記載されていませんが、製品ページの注釈で小さく告知しています。5Kからオーバーサンプリングした4K 30p 100Mbps撮影が可能で、ピクチャープロファイル内の " HLG(Hybrid Log-Gamma)" に今回対応しました。

バッテリーライフ

機能が向上すると気になってくるのがバッテリーライフではないでしょうか。同じバッテリーシステム NP-BX1を使用していますが、静止画 「液晶モニタ使用時:約240枚 / 約120分」「ファインダー使用時:約220枚 / 約110分」、動画「液晶モニタ使用時:約40分」「ファインダー使用時:約40分」となっており、現行RX100M5より約10枚/5分程度バッテリーライフが向上している事が確認できます。

ポップアップ式EVF

ポップアップ式の内蔵EVFは、0.39型 XGA OLED 236万ドットのEVFでファインダー倍率は0.59倍となっていおり、RX100M5を引き継いでいます。プレスイベントで用意されたと思われるRX100M6スケルトンボディを撮影した動画では、どのようにEVFが収納されているのか動作するのか確認可能で、ギチギチに収納されている事が分かります。

グリップ VCT-SGR1

今回シューティンググリップ「VCT-SGR1」を用意していて、セルフィをはじめかなりVlogを意識している事が伺えます。ちなみに海外α Universeは、3月に有名ユーチューバーを起用しRX100シリーズがVlog向きのカメラである事をアピールする記事を掲載していました。

他にも様々な機能が採用されているので、国内発表をはじめ映像メディアのハンズオン・レビュー記事や様々なサンプル画像の登場が楽しみです。