ソニー RX100M6 dpreviewで銀賞を獲得 高倍率ズームレンズの是非
dpreviewが、ソニー サイバーショット RX100 VI | DSC-RX100M6 レビュー記事を掲載しました。総合スコア86%で銀賞に輝き、非常に有能なカメラであると評価しています。ただし24-200mm高倍率ズームレンズは、ユーザーが何を求めるのかで長所にも短所にもなる模様。
RX100M6の長所
- 非常に柔軟性が高いレンズズーム域
- 良好な色味とディーテルのあるJpeg品質
- 素晴らしいダイナミックレンジ
- ゼブラ機能
- 瞳AFによってポートレート撮影が容易に
- クラスをリードするAFトラッキング性能
- 高速連写 24コマ/秒
- 非常に良好なEVF
- 正真正銘 小さなボディサイズ
- 便利なUSB充電
RX100M6の短所は…
- 複雑なユーザーインターフェイス
- 複雑なAFシステム
- 高倍率ズームレンズによるF値の暗さにより影響を受ける低照度性能
- フルに活用出来ないタッチパネル
- NDフィルター非搭載のため制限的な動画撮影
- マイク端子を採用しておらず損なう動画性能
- カメラ内RAW現像に対応していない
- 外部充電器が付属していない
RX100M6が採用した24-200mmは広い焦点距離をカバーするものの、F値がF2.8-4.5なので、1インチセンサーとの組み合わせで低照度性能の一部を手放しているとし、写真愛好家向きのポケットカメラではなく、旅行カメラや家族カメラ用途が色濃いカメラに仕上がっていると分析しています。「非常に有能な旅行カメラ」とういう見出しも見受けられます。
どこでも持ち歩くカメラであれば " RX100M6 " の驚異的なズームレンジは驚異的で、このクラスのカメラ(高倍率ズームコンパクト機)で素晴らしい画像品質を求めているのであれば " RX100M6 " は最適なカメラとのこと。別の編集者の意見も掲載していて、これまでRX100シリーズ 3台を使ってきたこの編集者にとってRX100M6の高倍率ズームレンズはイマヒトツに感じたそうです。やはり明るいレンズが好みで、ここまでのズーム域を求めていないユーザーにとって、この高倍率ズームレンズは好き嫌いが分かれる模様。
結論
- RX100M6は非常に有能なカメラで柔軟性の高いズームレンズを素晴らしいAFを組み合わせている
- しかし、小型サイズを維持するためにF値は暗く、シーンによって画像品質が制限される事ある
- 比較的高い価格設定は、あなたが " 比類のない性能とサイズ " が本当に必要である事が重要になってくる
- RX100M6が向いている人 … ポケットサイズながらも高速AF、良好な動画、柔軟性の高いズーム領域が必要な人
- RX100M6があまり向いていない人 … 可能な限り最高画質を求める人
RX100M6は高性能ながらも人を選びそうなレビュー結果をなっていますが、ソニーもそれは重々承知しているようで、RX100M5のアップデート版 " RX100M5A " を7月13日に発売します。