フルサイズミラーレス国内市場 年末商戦(12月)ソニーの牙城高し
BCN+Rが、BCNランキングによる年末商戦を含む12月POSデータを元にフルサイズミラーレス国内市場シェア動向記事を掲載しました。12月はソニーがキヤノンとニコンを圧倒し、ニコンがキヤノンに迫る展開に。
フルサイズミラーレス販売台数シェア 2018年12月分
- ソニー 66.4%
- キヤノン 17.5%
- ニコン 16.0%
フルサイズミラーレス販売台数Top10 2018年12月分
- ソニー α7 III 40.8%
- キヤノン EOS R 17.5%
- ニコン Z 6 13.0%
- ソニー α7 II 10.7%
- ソニー α7R III 7.2%
- ソニー α7R II 4.2%
- ニコン Z 7 3.1%
- ソニー α9 1.1%
- ソニー α7 1.0%
- ソニー α7S II 0.7%
ニコンとキヤノンがフルサイズミラーレス市場に参入し、当然数字的にソニーのシェアは落ちますが、その後70%弱のシェアを維持しながら12月は年末商戦時期でもありソニーのシェアは増加傾向に。BCN+Rが掲載しているフルサイズミラーレス販売台数シェア・チャートの8月~12月の動きに注目です。
ソニーの人が、キヤノン、ニコンからフルサイズミラーレスが出た後もαの売れ行きは落ちてない。単に市場が拡大しただけだと言ってた。
— studio9/写真のことが全部わかる本 発売中! (@photostudio9) 2018年12月13日
ジャブを打つくらいじゃソニーにはぜんぜん効いてないぞ!w
2018年12月にstudio9(中原一雄氏)さんが上記の情報をツイートしていて、BCN+Rが掲載しているチャートがそれを裏付けるカタチに。あとEOS Rのスタートダッシュが注目された事がありましたが、ニコンが「Z 6」投入後徐々に売り上げを伸ばしつつあり、12月分はキヤノンに1.5%差まで迫りつつあります。
あと気になるのが、EOS Rの価格が下がりつつあり、現時点で価格コムの最安値が " 186,567円 " となっており、α7 IIIの最安値が " 185,640円 " でほぼ同じ価格帯になりつつある状況です。ちなみにα7 IIIは2018年3月発売、EOS Rは2018年10月発売のフルサイズミラーレス機。EOS Rの価格は、一般的な需要と供給の関係による市場価格なのか、キヤノンがシェア取るべく攻めているのか興味深く感じますが、2019年フルサイズミラーレス市場がさらに活発化する事に期待です。