ソニー FE 135mm F1.8 GM 発表
ソニーが、大口径望遠GMレンズ「FE 135mm F1.8 GM | SEL135F18GM」を海外発表しました。
FE 135mm F1.8 GM 基本スペック
- 焦点距離 : 135mm
- レンズ構成 : 10群13枚
- 画角 : 35mm 18゚ / APS-C 12゚
- 開放絞り : F1.8
- 最小絞り : F2.2
- 絞り羽根数 : 11枚
- 円形絞り : 〇
- 最短撮影距離 : 70cm
- フィルター径 : 82mm
- サイズ : 89.5 x 127mm
- 質量 : 950g
英国ソニーのプレスリリースを見てみると、素晴らしい解像力とボケ味をあわせ持ち、優れたAFを実現した大口径望遠GMレンズである事を謳っています。超高度非球面XAレンズとスーパーEDガラスを採用する事により収差を抑制しレンズ全域の解像度を引き上げている模様。
ED(特殊低分散)ガラス/スーパーEDガラス
通常レンズは焦点距離が長くなるほど色収差の補正が困難になり、コントラストの低下や色にじみが生じ、解像力が低下します。この問題を解決するのがED(特殊低分散)ガラスや蛍石などの異常部分分散性を持つ硝材です。EDガラスは、通常の光学ガラスに比べて屈折率が低く分散が小さいうえに、分散の度合いが一様でない異常部分分散性を有しており、二次スペクトルをきわめて小さくすることができ、望遠レンズで問題となる色収差を大幅に除去。開放から全画面にわたってコントラストの高い鮮鋭な描写を実現しています。大口径望遠レンズや望遠系のズームレンズに多く採用されていますが、広角・標準系のレンズでも、より高度な色収差補正を実現するために採用することがあります。また、スーパーEDガラスは、より強い色収差補正力を有し、開放からコントラストの高い描写を実現できます。超高度非球面XA(extreme aspherical)レンズ
研磨が非常に難しい形状の非球面レンズの表面を、0.01ミクロン単位という高い精度で管理することで生まれた超高度非球面レンズです。非球面レンズで発生しやすい輪線ぼけを大幅に低減し、美しいぼけ味を損なうことなく高い解像感を実現します。※ソニー αレンズのテクノロジーより
XDリニアモーターを2つ搭載し、信頼性の高い高速AFと高い動体追随性能を実現していて、FE 400mm F2.8 GM OSSと同じ仕様と思われます。欧州では2019年4月発売予定で、価格は1750ポンド/2000ユーロとのこと。
GMレンズだけに使い勝手も考慮したプロ仕様レンズで、ポートレート、結婚式、スポーツなど様々なシーンで使用する事を想定したレンズに仕上げたハイパフォーマンス・ツールであるとプレスリリースに掲載しています。
FE 135mm F1.8 GM レンズ構成図 MTFチャート サンプル画像
レンズ構成図とMTFチャートも掲載され、現時点でサンプル画像5枚がグローバルサイトで公開されています。思わず " ツァイス Batis 2.8/135 " や " シグマ 135mm F1.8 DG HSM | Art " のMTFチャートと比べてたくなりますね。
早ければ本日中に国内発表されるのではないでしょうか。