ソニー「SEL600F40GM」「SEL200600G」発表
ソニーが、超望遠GMレンズ「FE 600mm F4 GM OSS | SEL600F40GM」と超望遠ズームレンズ「FE 200-600mm F5.6-6.3 G OSS | SEL200600G」を海外先行発表しました。※Update : 国内発表され、国内における希望小売価格・発売日・先行展示情報が明らかに。
FE 600mm F4 GM OSS
英国ソニーのプレスリリースによると欧州では2019年8月発売予定で、価格は約12,000ポンド/14,000ユーロとなっています。米国版 α Universeによると米国は13,000ドルの模様。同じく8月の発売を予定しています。
FE 600mm F4 GM OSS 基本スペック
- 焦点距離 : 600mm
- レンズ構成 : 18群24枚
- 画角 : 35mm 4°10' / APS-C 2°40'1
- 開放絞り : F4
- 最小絞り : F22
- 絞り羽根数 : 11枚
- 円形絞り : 〇
- 最短撮影距離 : 4.5m
- フィルター径 : 40.5mm
- サイズ : 163.6 x 449mm
- 質量 : 3040g
ハイパフォーマンスなAF、高解像度画像、美しいボケ味を実現したクラス最軽量の超望遠レンズである事を謳っています。ソニー最先端の技術を投入し、スポーツ・野生動物・ニュース フォトグラファーに向けて並外れた画質とフォーカスのスピードと正確さをアピールしています。フォーカシングシステムは、XD(extreme dynamic)リニアモーター2基を搭載。堅牢性の高いマグネシウム合金を使用する事により軽量化を実現しているそうです。
「FE 400mm F2.8 GM OSS」と同様にフロントヘビーにならないように最適な重量バランスを実現し、一脚や手持ち撮りで俊敏かつ正確なパンニングが可能な模様。フルタイムDMFスイッチなども搭載し、マニュアルフォーカス時の操作性・応答性も高い事が伺えます。光学式手ブレ補正機構を内蔵し動体撮影時のフレーミングの安定性を重視し、手ブレ補正のアルゴリズムを最適化した「MODE3」も採用しています。
レンズ構成図・MTFチャート
レンズ構成図とMTFチャートも掲載していますが、MTFチャートはビタっと上に張り付いているので実際どのような光学性能を実現しているのか注目しているユーザーさんは多いのではないでしょうか。Sony.netの方に現時点で10枚のサンプル画像が掲載されています。
FE 200-600mm F5.6-6.3 G OSS
このレンズも2019年8月発売予定で、価格は1,800ポンド/2,100ユーロとなっています。米国価格は、約2,000ドル前後の模様。GMレンズではありませんが、プロからアマチュアまで幅広い需要がありそうな予感。ちなみに両レンズ共に 1.4x / 2.0x テレコンバーターに対応しています。
FE 200-600mm F5.6-6.3 G OSS 基本スペック
- 焦点距離 : 200-600mm
- レンズ構成 : 17群24枚
- 画角 : 35mm 12°30'-4°10' / APS-C 8°-2°40'1
- 開放絞り : F5.6-6.3
- 最小絞り : F32-36
- 絞り羽根数 : 11枚
- 円形絞り : 〇
- 最短撮影距離 : 2.4m
- フィルター径 : 95mm
- サイズ : 111.5 x 318mm
- 質量 : 2115g
GMレンズではなく手の届きやすいGレンズで、「FE 600mm F4 GM OSS」と同様にソニー最先端技術を投入し素晴らしい画像品質・ハイパフォーマンスなAF・卓越したコントロール性を実現したとプレスリリースに掲載しています。
最新のEマウントカメラを使用する事により、鳥・野生動物・スポーツなど様々なジャンルで威力を発揮し携帯性の高い超望遠ズームレンズに仕上がっている模様。ズーム全域 周辺部までシャープネスが高い事もアピールしています。
ナノARコーティングを採用する事によりゴースト・フレアを制御し、フォーカシングシステムはDDSSM(Direct Drive SSM)となっています。インナーズームである事も特長ではないでしょうか。
レンズ構成図・MTFチャート
公式サンプル画像は、現時点で4枚掲載。正式発表と共にNDA(秘密保持契約)が切れ海外映像系メディアが一斉に動画や記事を掲載しつつあります。国内発表もそれほど待たずして行われるのではないでしょうか。