ソニー「デジタルイメージングは、この後も強い商品が出てくる計画があり期待している」
ソニーが、2019年度第1四半期決算発表を行いました。その質疑応答の中で「デジタルイメージングは、この後も強い商品が出てくる計画があり期待している」と2019年下期も強力な新製品を予定している事を示唆しています。
エレクトロニクス・プロダクツ&ソリューション分野
テレビ・スマートフォン・デジタルカメラをミックスした売上高・売上利益になっています。大幅に下げたのはテレビで、デジタルカメラに関しては大幅な減少でない模様。決算発表時の音声データが公開されていて、その質疑応答の中で2019年下期に向けたデジタルイメージングの計画を示唆しています。(音声データ 0:27:52 あたりから)
- デジタルイメージングについては減収減益とみているが、それ程大きい幅でみていない
- デジタルカメラと民生用カムコーダーの台数の減少減収
- 営業利益は、ミックスは改善しているが減収と為替の赤が影響している
- デジタルイメージングは、この後も強い商品が出てくる計画があるので期待している
- プロフェッショナルソリューションについては、中国の市況悪化の影響を少し受けていて減収減益
「α7R IV」「RX100 IIV」を発表したばかりのソニーですが「デジタルイメージングは、この後も強い商品が出てくる計画があるので期待している」とコメントしているので、噂されている「α9 II」「α7S III」「RX10 V」「α6700/α7000」が、どのようなタイミングで市場投入されるのか色々想像してしまいます。
ちなみにソニーが2019年第1四半期に発売したミラーレス機は、α6400になります。
イメージング&センシング・ソリューション分野
イメージセンサー大幅増収。特にモバイル機(スマートフォン)向けイメージセンサーの大幅な増収とのこと。音声データを聞く限り、スマートフォン用4800万画素センサーの引き合いがかなり高く、工場自体はフル稼働の模様。以前「2019年度経営方針説明会」で " 積層型センサーにAIを埋め込みセンサー自体をインテリジェント化する方針 " を明らかにしていましたが、開発を継続しており「ソニーグループ全体で進めていく」と明言しています。(音声データ 0:13:58 あたりから) AIとセンシングは、自動運転・IoT・ゲーム・イマーシブ デジタル エンターテイメントなど幅広い領域で使われていく事を想定し、イメージセンサーはソニーグループの成長戦略の柱の1つであると言い切っています。