ソニー RX100 VIIは、市場にある最も高性能なポケットカメラ
dpreviewが、ソニーの1インチセンサー搭載 プレミアムコンパクト機「RX100VII | DSC-RX100M7」レビュー記事を掲載しました。ソニー RX100VIIは、市場にある最も高性能なポケットカメラで、AFの進化をかなり高く評価。加えて別記事で「FE 35mm F1.8 | SEL35F18F」レビュー記事も掲載しています。
RX100VIIの長所
- 業界をリードするAFシステムを実装
- 良好なJpegカラーとディテール
- 素晴らしいダイナミックレンジ
- かなり融通の利く焦点距離を有する高品質レンズ
- ローリングシャッターを最小限に抑え、手ブレ補正効果でブレの少ない4K動画
- 高速連写 20コマ/秒
- 連写中ブラックアウトなし
- 良好なEVF
- マイク端子
- インターバル撮影
- ポケットサイズ
- USB充電
RX100VIIの短所
- 手間のかかるユーザーインターフェイス
- オートフォーカス メニューオプションが複雑に見える
- F値が暗いレンズなので低照度シーンにおけるパフォーマンスは制限される
- デフォルトの標準設定は、お勧めしない
- NDフィルターを内蔵していない (動画撮影が制限的)
- UHS-I スロットが原因でバッファのクリアが遅い
- タッチパネルが、メニュー周りの操作に非対応
- マイクを取り付ける場所がない
- カメラ内RAW現像に非対応
- 充電器が付属していない
- 滑りやすいボディ
- コントロール類が小さい
- 価格設定が高い
結論 : 85% ゴールドアワード
- RX100VIIは、市場にある最も高性能なポケットカメラ
- 高倍率ズーム域は汎用性が高く、業界をリードするAFシステムを実装し、良好な画像品質とスムーズで手ブレ補正が効果的な4K動画を実現
- F値(F2.8-4.5)が暗いので、薄明かりの中では制限的になる
RX100VIIが向いているユーザー
- 確信を持って信頼できるAFと汎用性の高いズームレンズを採用したポケットカメラが欲しい人
- 旅行や家族写真家、動画に意識が高い人、Vloggerなど
RX100VIIが向いていないユーザー
- 主に薄暗い光の元で撮影する人
静止画・動画共に最も高性能なポケットカメラであると高評価しています。スペック上 前機種「RX100VI」を大きく上回っていないが、ゴールドアワードを獲得したのは、大幅に性能が向上したAFと使い易さが改善した事にあると解説。
画質は良好な光の元では優れているとのこと。ただし低照度シーンでは制限的になる事も指摘。5.5Kからオーバーサンプリングされた4K動画のディテールを評価し、ローリングシャッター現象を最小限に抑えている事にも触れています。あと「RX100VII」に最も近い競合機は「前機種 RX100VI」とのこと。他にも「キヤノン Powershot G5X Mark II」と「パナソニック TX2 (海外名 ZS200/TZ200)」と比較した解説も掲載しています。
FE 35mm F1.8 レビュー
あと別記事で「FE 35mm F1.8 | SEL35F18F」レビューを掲載し、完璧なレンズではないが汎用性が高いレンズの1本で、光学性能に関してすべての点において高価な「Distagon T* FE 35mm F1.4 ZA」より一枚上手で、しかも持ち運びし易いレンズであると高評価。88% シルバー・アワードを獲得しています。光が強くコントラストの高いシーンでは、色収差が顕著化する時がある指摘も。