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ソニー α6100 写真メインであればお勧めのエントリー機 多くを求めるのであればα6400

ePHOTOzineが、ソニーのEマウント APS-C エントリー機「α6100 | ILCE-6100」レビューとサンプル画像を掲載しました。静止画・動画共に基本性能は評価していますが、エントリー機だけに静止画でカメラRAW現像、動画であればピクチャープロファイルなど一歩踏み込んだ機能が搭載されていない事も指摘しています。評価自体は高いものの、シンプルな構成が気になるレビュー記事な印象です。

α6100の長所

  • 高速AFシステム
  • 高品質4K動画出力 (ピクチャープロファイルには非対応)
  • 素晴らしいノイズ耐性
  • 素晴らしい画像品質を実現
  • 幅広いレンズラインアップ
  • Wi-Fi / NFC / Bluetooth
  • コンパクトボディ

α6100の短所

  • カメラ内RAW現像に非対応
  • メニューシステム メニューが長くタッチパネルに対応していない
  • 機能設定時 タッチパネル非対応
  • NTSC / PAL 切り替えスイッチ、切り替え時にメモリカードのフォーマットが要求されたり、別のメモリーカードが必要となる
  • 動画撮影おいてパンニング時にゼリー化現象(歪み)がある

4つ星を獲得し " お勧め機種 " に選出しています。α6100は、素晴らしい画像品質を実現し、良好なレンズラインアップを構築しているが、(購入する前に)チェックしておく必要がある欠点もいくつか存在すると選出理由を挙げています。

α6xxxラインは、(旧製品も併売されるため)非常に多くのラインアップが存在し、デザイン自体がほとんど同じため並べて見てみも大きな違いはなく見分けるのが難しいとしながらも中身に関しては、4K動画・強化されたAF・画質の向上など違いは明らかであると解説。

あるカメラシステム(おそらくEF-Mシステム)のようにレンズラインアップ不足に陥る事はないが、動画撮影時にピクチャープロファイル対応していない事や、静止画のボディ内RAW現像にも対応していない事、そしてカスタマイズ可能なFnボタンが配置されていない事を指摘しています。この辺が、より上のカメラと比べた時の差異と感じている模様。シンプルな使い方であれば「α6100」は最適であるとしながらも、カメラ内RAW現像・Log撮影・無制限4K動画連続撮影・ボディ内手ブレ補正機構などの機能を競合機は搭載している事も説明しています。

「α6100」は、低レベルにノイズを抑え見栄えの良い画像を実現し、4K UHD動画も高品質で素晴らしいと静止画・動画共に基本性能を評価するものの、ユーザーインターフェースと使い勝手(ハンドリング)がこのカメラを受け入れる事が出来るのか否かになってくると結論付けています。

評価は4つ星で高いものの欠点を中心した論評で、価格が下がってくればその欠点を大目に見る事があると思うが、売り出し価格で購入する場合、その問題(欠点)は許しがたくなるので、動画用途の場合「α6400」の方が適しているともアドバイス。写真メインであれば「α6100」、写真・動画であれば「α6400」を勧めています。

ISO感度耐性は…

  • ISO6400まで … 良好なノイズ耐性を実現
  • ISO12400 … 思ったよりもディテールが残っている
  • ISO25600 … ノイズが強くなるので、この設定はリサイズ前提で使うのが良いかもしれない
  • ISO51200 … 使用しない事をお勧めする

…判断しています。