ソニー α9 II 強化ファームウェアVer.2.0を公開 高周波フリッカーレス機能を追加
ソニーが、Eマウント フルサイズミラーレス 最上位機「α9 II | ILCE-9M2」機能強化ファームウェアアップデート Ver.2.00を公開しました。高周波フリッカーレス機能を追加しただけでなく、既存機能改善を含むファームウェアとなっています。
高周波フリッカーレス機能の追加
照明などのフリッカー(ちらつき)を低減するため通常よりもシャッタースピードを細かく設定する事が可能に。今回のファームウェアアップデートは、報道機関のプロから要望が高かった機能を追加・改善している模様。
AF時の顔/瞳優先機能の操作性向上
カスタムキーに設定しておくとボタンを押すたびにAF時の顔/瞳優先を入/切が可能に。すでにカスタムキーに登録済みの場合は、そのまま今回の操作方法で使用できるそうです。
Remote Camera Tool使用時の操作性向上
トラッキング時に被写体を追尾するフォーカス枠や顔検出枠の表示に対応。「Remote Camera Tool」は、有線LANを使ったPCリモート撮影を行うソフトウェアになります。
FTP転送時の操作性向上 / MACアドレスをQRコードとして表示する機能の追加
「α9 II」はワークフローを強化した後継機だけに、実際現場で使用するプロの要望に応えた感じです。「α9 II」は、リモート撮影中のバックグラウンドFTP転送に対応していたり、メモリーカードにFTP設定を保存/読込可能。加えて音声メモ機能も搭載しています。
その他の機能改善
- カメラの電源を切ったときにシャッターを閉じる機能の追加
- マイメニューにカスタマイズした設定の保存・読み込みに対応
- 動作安定性向上
キヤノン「EOS R」が、電源をOffにしてレンズ交換する時、イメージセンサーにゴミやホコリの侵入を抑える為シャッターを閉じる仕様を採用し話題になりましたが、ソニーも対応してきた事になります。「α9 II」はプロ機でスピードカメラですからスポーツ会場や屋外そして屋内でも混雑しほこりが多い場所で使用する事が多いと思うので重宝しそうな予感。あとカスタマイズした設定の保存・読み込みに対応したのも地味に便利かも。
本来であればCP+2020で告知し4月にリリースを予定していたのかな~とふと思いました。