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AP通信とソニーが独占契約 世界中APジャーナリストがソニー機に統一へ

米国の世界中に通信網がある大手通信社AP通信が、ソニーと独占契約を結ぶ事を発表しました。世界中のAPカメラマン・APビデオジャーナリストがソニー機を使用する事に。統一する事でワークフローの改善を挙げ、5G環境をソニー共に構築していく事を示唆しています。

ソニーがサポートする主な製品群

  • Eマウント フルサイズミラーレス機 αシリーズ
  • GMレンズを含む57本のEマウントレンズ
  • 4K XDCAM ビデオカメラ

上記以外の様々なソニーのイメージング・ソリューション製品が出荷されると掲載しているので、全方位でソニーがAP通信をサポートする事が伺えます。全世界のAPカメラマンとビデオジャーナリストが同じソニー製品を使う事でシームレスなワークフローが構築できる事を示唆していて、加えて " 5G " にも触れており「Xperia」の名も出てくるので、様々なソニー製品が投入されそう。

公式ブログの方にはさらに突っ込んだインタビュー記事が掲載されていて、ソニーカメラの動画性能の高さを指摘しすべてのAPカメラマンとビデオジャーナリストが共同作業する上でレンズ・バッテリー・メモリーカードが共有できるメリットを語っています。街中だけでなく過酷な場所での取材もあるので、柔軟な対応ができるメリットがある模様。

カメラ市場は一眼レフからミラーレスに移行しつつあり、シャッター音がないミラーレス機の利点も語り、取材における小型軽量システムである利点も触れています。ミラーレス機は、撮影する前にモニター越しに露出や色味の具合を確認できるので、報道の世界だとその点も有利に働くようなコメントも見受けられます。

ここ最近にAP通信が配信するアーカイブは動画が大部分を占めているそうで、今後ソニー機を使用して4Kで高画質化していく方向性のようです。

個人的な雑談 : 結構大きなニュースですでにdpreviewがインタビュー記事を掲載しているほど。やはり静止画・動画が求められている時代で、現場でカメラマンとビデオジャーナリストがレンズを交換出来たりする事が大きい模様。あと切り替えに1年~1年半掛かるそうです。

ソニーは1マウント戦略で、いち早くフルサイズミラーレス市場に参入し多くのネイティヴ・レンズラインアップを構築しているポイントも大きいのではないでしょうか。ソニー以前から動画も強く、動画の需要も高いので、それも大きな要因ではないでしょうか。キヤノンとニコンは、ミラーレスに移行中でまだ「EOS-1D X Mark III」「D6」と同じ立ち位置のフラッグシップ機は存在せず、ミラーレスマウントにおいて望遠系のネイティヴ・レンズも足りていません。