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ソニー「α7S III」ワイルドライフ用途でもアピール 公式ショートフィルムと記事を掲載

欧州版 Sony α Universeが、ナショジオ系写真家/フィルムメーカー/シネフォトグラファーでありソニーアンバサダーでもあるChris Schmid氏が、ソニー「α7S III」を使用しタンザニアのセレンゲティ国立公園で撮影したワイルドライフなショートフィルムとインプレッション記事を掲載しました。

個人的に興味深かったポイントをピックアップしてみました。

ローリングシャッターは「α7S II」と比べると大幅に減少

「α7S III」のローリングシャッター現象は、前機種である「α7S II」と比べると大幅に減少しているとのこと。ステディカム(カメラスタビライザー)を使用した撮影において最も顕著にだった模様。元記事を見ると撮影に使用したスタビライザーはRonin2である事が確認できます。

ISO感度耐性の高さ

(ライオンなどの)大きなネコ科の動物を夜明けや深夜に活動している所を撮影する場合、低照度なシーンでも50/60pを維持するためISO感度を上げる事にためらう事はなかったと語っています。

「α7S III」2体を使用したが、両機オーバーヒートする事はなかった

静止画用に「α7S III」+ FE200-600mm F5.6-6.3 G OSS + 三脚の組み合わせ、動画用に「α7S III」+ FE 70-200mm F2.8 GM OSS + 1.4xテレコン(必要に応じて) + Ronin 2の組み合わせで、2体使用したとのこと。

「暑い(熱い)環境下の撮影で、特にフル解像度で撮影した場合、1体もしくは両方がオーバーヒートの兆候を示しても驚きではないが、何時間カメラをオンにしたままの状態でも問題が発生する事はなかった」と明言しています。

ワイルドライフ動画撮影時のアドバイス

あとワイルドライフ動画撮影におけるアドバイスも掲載していて、すべてをスローモーション(100/120p)撮影するのではなく使い分ける必要があり、ちゃんとカスタムで使い分けれる事ができるように前もって設定しておく事が大事だそうです。AFの調整や、(オート)ホワイトバランスは色温度を勝手に調整してしまうので、晴れや曇りのホワイトバランス設定を使う事を勧めています。あとISOオートも使用しないでくれと掲載。ワイルドライフ撮影は日中の光がかなり強いので可能能であれば、確認し易いように外付けの大きなモニタを用意する事も勧めています。

最後にワイルドライフ撮影において一番重要なのは " 忍耐 " であると締めくくっています。ちなみに彼のアンバサダー・ページはこちらになります。