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ソニー「メカニカルNDを内蔵したカメラにIBISを搭載するのは難しい」

Cine Dが、ソニー「FX6」レビュー記事を掲載しました。その中で個人的に興味深い一文があったのでピックアップしてみようかと。

  • ソニーは、メカニカルNDを内蔵したカメラにIBISを搭載するのは難しいと述べている

動画撮影において、ボディ内手ブレ補正機構(IBIS)とNDフィルター両方が搭載されていたら良いのにと思った事はあるのではないでしょうか。どうやら今のところ技術的に二者択一の模様。

上記は「FS7 II と FS5 電子式可変NDフィルター」解説動画ですが、「FX6」も同じように「電子式可変NDフィルター」を搭載しています。しかしIBISは搭載しておらず、逆に「α7S III」はIBISを搭載した仕様に。「FX6」はジャイロデータ記録に対応しているため、一時期ソニー・ユーザー界隈で話題になった " Catalyst " で編集時に手ブレ補正可能とのこと。

ソニー独自の電子式可変NDフィルター内蔵により、被写界深度を変えずに露出の調整が可能。さらにオート設定によりカメラ側で常に適した光量に自動調整し、屋内から屋外へ移動しながら撮影する際など、様々な撮影環境に容易に対応します。※「FX6」製品ページより

ファームウェア的に製品版一歩手前のプリプロダクション・モデルのレビュー記事となっていますが、「FX6」は「α7S III」のエッセンスを入れたようなカメラで「FX9」の機能と組み合わせたように思われると表現。製品版ではなく正確なテストは行っていないとしながらも、「FX6」は「α7S III」よりもクリーンな低照度映像が得る事ができるとしています。

ちなみに「FX6」は2020年12月11日発売予定で、希望小売価格はボディ単体 726,000円+税。