ソニー 年間決算発表 カメラがテレビの売上を上回りET&S分野の柱に
ソニーが、年間決算 (2023年4月~2024年3月 実績) を発表しました。デジタルカメラと交換レンズは、⾼い商品⼒を背景に増収増益とのこと。ついにカメラがテレビの売上を上回りました。
ソニーのカメラ事業はエンタテインメント・テクノロジー&サービス分野(ET&S分野)の中の1つの事業であり、他にテレビ事業、オーディオ・ビデオ事業、スマートフォン事業及びインターネ ット関連サービス事業なども含みます。
カメラ事業単体の売上高と営業利益の実際の数字は確認できませんが、スピーチ原稿の ET&S分野 現状認識 の項目でカメラ事業に少し触れています。
2023年度は、デジタルカメラと交換レンズで、⾼い商品⼒を背景に増収増益となったことや、テレビとモバイルコミュニケーションでの費⽤削減などにより、分野全体で2022年度実績及び期初計画を超える⽔準の利益を達成できました。
当分野の収益の柱であるレンズ交換式ミラーレスカメラの市場は、前四半期においても、中国、⽇本を中⼼に⾼い伸びを⽰しており、4⽉以降も引き続き好調を維持しています。※スピーチ原稿(PDF)より
やはりソニーのカメラ事業は好調を維持している事が伺え、テレビ事業が不調だった事もあると思いますが、 レンズ交換式ミラーレスカメラを " 当分野の柱 " と表現しています。
テレビとカメラの売上高 ※2023年4月~2024年3月
- テレビ … 6,242億6,400万円
- 静止画・動画カメラ … 6,434億2,900万円
補足資料の方に製品カテゴリー別 売上高 一覧が掲載されており、テレビと静止画・動画カメラの売上高が確認可能になっています。" 百万円 " 単位表記なので、一般的な表記に変更してみました。ついにカメラがテレビの売上高を上回りET&S分野の柱になった模様。