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ソニー「FE 85mm F1.4 GM II」AF進化 小型軽量化 高解像と美しいボケ味を両立

ソニーが、Eマウント フルサイズ対応 大口径中望遠単焦点GMレンズ「FE 85mm F1.4 GM II | SEL85F14GM2」を正式発表しました。2024年9月20日発売予定、予約受付開始は2024年9月3日 AM10:00 から。価格はオープン価格となっていますが、ソニー公式の市場推定価格(税込)は300,000円前後とのこと。

SEL85F14GM2

SEL85F14GM2 基本スペック

  • 焦点距離 : 85mm ※APS-C 127.5mm
  • レンズ構成 : 11群14枚 (超高度非球面XAレンズ2枚、EDガラス2枚)
  • 画角 : 29° ※APS-C 19°
  • 開放絞り : F1.4
  • 最小絞り : F16
  • 絞り羽根 : 11枚 円形絞り
  • 最短撮影距離 : AF 85cm / MF 80cm
  • 最大撮影倍率 : AF 0.11倍 / MF 0.12倍
  • フィルター径 : 77mm
  • テレコンバーター : 非対応
  • フードタイプ : 丸形バヨネット式
  • サイズ(最大径x長さ) : 84.7 × 107.3mm
  • 質量 : 642g

ぼけシミュレーション技術
I型「FE 85mm F1.4 GM」は国内で2016年に発売されたポートレートレンズ。そのII型である「FE 85mm F1.4 GM II | SEL85F14GM2」が発表されました。「FE 85mm F1.4 GM II」は、美しくやわらかなぼけ描写を継承しながら、最新の光学設計とぼけシミュレーション技術により、さらなる高解像を実現したとのこと。" ぼけシミュレーション技術 " がどのようなモノなのか興味津々。

小型軽量化
小型軽量化を実現。質量は 820g → 642g に軽量化、サイズは 89.5x107.5mm → 84.7 × 107.3mm に小型化されています。フィルター径は同じ77mm。

レンズ構成
レンズ構成は11群14枚。超高度非球面XAレンズ2枚とED(特殊低分散)ガラス2枚を採用しています。これにより色収差など諸収差を低減し、画面中心から周辺部分まで高い解像性能を実現した事をアピールしており「より洗練されたG Masterならではの高い解像度と自然なぼけ描写の両立」「さらに研ぎ澄まされた高い解像性能」と表現しています。

MTF

MTFチャート
F1.4開放とF8時のMTFチャートも公開されています。中央部は開放でも絞り込んでもコントラストとシャープネスが高い事が伺え、絞り込むと周辺部が一気にがキリっとしそうなMTFチャートな印象。MTF特性は、10本/mmカーブが100に近いほどコントラスト特性が良くヌケの良いレンズとなり、30本/mmカーブが100に近いほど高解像力を備えたシャープなレンズといわれています。※赤 10本/mmカーブ、青 30本/mmカーブ

一般的に10本/mmのMTF特性が80以上あれば優秀なレンズ、60以上あれば満足できる画質が得られると言われています。

XDリニアモーター

XDリニアモーター2基搭載
「FE 85mm F1.4 GM II」に最適化したXDリニアモーター2基搭載しており、初代「FE 85mm F1.4 GM」と比べて最大約3倍のAF高速化を実現し、動体追随性も最大約7倍まで向上しているとのこと。「α9III」の最高約120コマ/秒のAF/AE追随高速連写にも対応。 フォーカス時の振動や作動音も大きく低減している事もアピールしています。

価格と発売日

  • 市場推定価格(税込) … 300,000円前後
  • 予約受付開始日 … 2024年9月3日 AM10:00
  • 発売日 … 2024年9月20日

「FE 85mm F1.4 GM II」の希望小売価格の設定はなくオープン価格となっており、公式の市場推定価格(税込)は300,000円前後となっています。ちなみに米国B&Hの「FE 85mm F1.4 GM II」の売り出し価格は1,798ドル。単純に現在のレートで円換算してみると約25万9,000円。

ちなみに初代「FE 85mm F1.4 GM」の希望小売価格は279,400円(税込)、2024年8月29日 AM8:00 時点のソニーストア価格は254,100円(税込)となっています。

そういえばPS5が値上げ
少し話が変わります。先日「PS5」の国内価格が値上げされ話題となりました。PlayStation Blogに「昨今の世界的な経済情勢の変動などの厳しい外部環境を受け、当社ビジネスへの影響を踏まえ、このたびの決断にいたりました」と掲載。今回発表された「FE 85mm F1.4 GM II」は様々な要因を織り込んだ販売価格となっていると思いますが、今後 既存のカメラ&レンズの値上げも行われるのかどうか気になるところ。