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ソニー 2025年度Q2決算発表 イメージング 米国と中国市場の需要減は想定内

ソニーが2025年度 第2四半期 決算発表 (2025年7月-9月実績) を行いました。イメージングに関しては米国・中国市場において需要減が見られたものの、想定内とのこと。

決算発表

ET&S分野
当四半期の売上⾼は、主にテレビの販売台数減により、前年同期⽐7%の減収となりま した。 営業利益は、オペレーション費⽤の改善はあったものの、主に減収の影響により、前年同期⽐13%の減益となりました。 通期⾒通しは、売上⾼は前回から微増の2兆3,000億円、営業利益は今回から関税影響200億円を反映して、11%減の1,600億円としました。

ET&S分野 現状認識
イメージング市場では、中国において第1四半期まで継続した政府補助⾦が⼤きく減少したことや、⽶国における追加関税の影響などにより、これらのエリアでは需要の減速が⾒られました。 但し、この需要減はおおむね前回⾒通しの想定範囲に収まっており、グローバルにはアジア を中⼼に底堅い需要が続いています。

テレビ、スマートフォンは、厳しい事業環境が継続していますが、これを織り込んだオペレー ション費⽤の削減を先⾏して進めており、損益影響は最⼩限に抑えることができています。

分野全体を通して、年末商戦や下期需要の⾒通しに⼤きな変化はなく、引き続き費⽤と在庫のコントロールを徹底し、慎重な事業運営を⾏っていきます。※スピーチ原稿(PDF)より

補足資料にイメージング(スチルカメラ・ビデオカメラ・プロ機器などを含む)の四半期別 売上高が掲載されています。※数字は百万円単位

売上高

Imaging 四半期別売上高 ※百万円単位

  • 2024年度 Q1 … 207,025
  • 2024年度 Q2 … 184,159
  • 2024年度 Q3 … 198,315
  • 2024年度 Q4 … 148,140
  • 2025年度 Q1 … 187,299
  • 2025年度 Q2 … 171,828

イメージングにおける2024年度Q2の売上高は1,841億5,900万円、今回の2025年度Q2の売上高は1,718億2,800万円となっており、米国と中国市場における需要の減速が数字に現れている事は伺えます。今年度のQ1も同期比で売上高が減少している模様。ソニーはこの需要減速を想定内としており、「α7V」の発表が有力視されており今後の展開に注目です。