DxOMarkが、タムロン SP 90mm F/2.8 Di MACRO 1:1 VC USD のスコアを公開
DxOMark が、タムロンのリニューアルされた名マクロレンズ SP 90mm F/2.8 Di MACRO 1:1 VC USD のレンズスコアを掲載しています。数値的にも前機種を上回ったスコアを叩き出しているようです。
- タムロンのマクロレンズは定評があり、90mmマクロは伝説的な存在のレンズである
- 最新の90mmマクロは、新たに光学設計され、レンズ内手振れ補正機構と超音波モーター「USD」が採用されている
- 総合スコアは " 32 " で非常に高い数値を叩き出していて、解像度も高く開放で隅々までシャープで、F11までは回折現象も起きない光学性能である
- 歪曲と収差も低い値で、周辺減光はこの手のレンズにしては少し高い値が出ている
- …が、この周辺減光は、画像編集ソフトで容易に制御可能なレベル
- 旧モデルと比較すると、解像度(Sharpness)が5P-Mpixも増加しているのだ (14P-Mpix → 19P-Mpix )
- 色収差(Chromatic Aberration)は旧レンズでも比較的低い値で制御されているのだが、新90mmマクロではさらに低いレベルに達している
- 歪曲(Distortion)は0.1%とわずかな差で、周辺減光(vignetting)は開放時にわずかに増加している
- 新90mmマクロは進化したレンズに仕上がっているが、前機種の価格と比べると高価なのだ
- しかしレンズ内手振れ補正機構や超音波モーターそしてインナーフォーカスなどの新機能は魅力的なのも事実
- シグマのようにタムロンの力の入ったレンズも高価になる傾向にある
満を持して登場した90mmマクロは、それ相応の光学性能のようで満足しているユーザーさんも多いのではないでしょうか。前機種もまだまだ評価も高く価格もかなりこなれているので良い意味で選択肢が増えた印象です。
新90mmマクロも息の長いレンズになるのではないでしょうか。