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タムロンが、交換レンズ増産のためにベトナム工場を増強へ

日本経済新聞が、タムロンがベトナム工場を増強すると掲載しています。世界規模のデジタル一眼レフ交換レンズの需要が19%高まってきているようで、15年度200万台以上を計画していて、年間300万台以上戦際する中国工場に並ぶ拠点にするそうです。

  • 米IDCの統計で12年のデジタル一眼レフカメラなどレンズ交換式カメラの世界出荷台数は前年比19%増の1900万台
  • タムロンはベトナム ハノイの工場を増強し高倍率レンズの自社ブランド品を増産する予定
  • 現地の従業員も現在の10倍となる2000人まで増やすとのこと(中国で指導して技術力を強化)
  • 将来的には製品設計を現地で手掛けることも視野に入れている
  • タムロンは15年12月期の連結売上高を12年度実績の1.5倍の1000億円に引き上げる中期経営計画を策定

カメラメーカー自体は、エントリーコンパクトデジタルカメラ市場は頭打ちで、デジタル一眼(レフ)は現状維持という感じで、エントリーコンパクト市場からの撤退や、デジタル一眼レフのエントリークラスのテコ入れを模索する傾向が強いですが、タムロンの動向を見てみると交換レンズに市場拡大の流れがあるのだな~と実感。

このところチャイナリスクも言われていますか、リスク分散の思惑もあるのではないでしょうか。

そういえばシグマも続々と意欲的なハイグレードレンズを出してきていますから、カメラメーカーの純正レンズもうかうかしていると足元をすくわれるのかもしれません。