タムロン SP 35mm F/1.8 は、シャープネスと手振れ補正機構が印象的なレンズ
ePHOTOzineが、タムロンの新SPシリーズ 大口径単焦点レンズ SP 35mm F/1.8 Di VC USD (Model F012) のレビューとサンプル画像を掲載しています。中央部分は開放時からシャープで、加えて手振れ補正機構や簡易防滴機構も採用され、価格が下がってくればさらに魅力的なレンズになると評価しています。
SP 35mm F/1.8 Di VC USD (Model F012)の長所は…
- 中央部分の優れたシャープネス
- レンズ自体のボディ品質
- 手ブレ補正機構の効き
- 簡易防滴構造
- 低レベルに制御された歪曲
- フレア耐性
- 比較的軽量
SP 35mm F/1.8 Di VC USD (Model F012)の短所は…
- 初値(希望小売価格)が少し高額 (同じタイプのレンズと比べると少し高額であるが、今後価格が変動していく可能性あり)
4.5星を獲得し " かなりお勧めレンズ " に選出されています。優れた切れ味の光学性能と効果的な手振れ補正機構を選出理由に挙げています。
売り出し価格が少し高額であるとマイナスポイントに挙げていますが、それ以外は高評価で、キヤノンユーザーにとって EF35mm F2 IS USM の代替レンズとして、ニコンユーザーにとって AF-S 35mm f/1.8G ED の代替レンズとしてなり得るとし、シグマ 35mm f/1.4 DG HSM Art はこのタムロンレンズよりも高価で手振れ補正も防塵防滴仕様ではないと、SP 35mm F/1.8 Di VC USD (Model F012) の客観的立ち位置を説明しています。
このレンズは価格が下がってくるとさらに魅力を増すレンズで、中央部分はかなりシャープネスで素晴らしい画質を実現し、静音AF、手振れ補正機構、簡易防滴構造などのプレミアム機能を採用し、競合レンズの代替レンズになり得ると評価しています。
マニュアルフォーカスの仕上がりも上々で、スムーズに微調整が可能で、フォーカスリングで調整する喜びを与えてくれるそうです。手振れ補正機構の恩恵で1/5秒ぐらいの低速シャッターでも手持ち撮り出来た事も掲載されています。
開放時から中央部分は非常にシャープで、F4で中央部分のシャープネスはピークに達し、F5.6まで絞るとフレーム全域がシャープになるとのこと。色収差は、XLDレンズとLDレンズが色収差を制御していて、周辺減光はこの手の大口径広角レンズとして典型的で開放で2.3段分周辺が暗くなるものの、F5.6まで絞れば均一になるそうです。
穏やかな0.9%樽型歪曲があるが、通常使用する分でこの歪曲が気になる事はない的なコメントもあり、よく制御されているようです。レンズフードも用意されていますが、eBANDコーティング(とBBARコーティング)の恩恵でゴースト・フレアを抑え抜けの良いコントラストを実現しているそうです。