タムロン 150-600mm F/5-6.3 G2 は、超望遠ズームながらも優れた光学性能を実現
ePHOTOzineが、タムロンの超望遠ズームレンズ SP 150-600mm F/5-6.3 Di VC USD G2 | Model A022 のレビューとサンプル画像を掲載しました。超望遠ズームながらもしっかりと光学設計が施され優れた光学性能を実現していると評価しています。
SP 150-600mm F/5-6.3 Di VC USD G2 | Model A022の長所は…
- 素晴らしいシャープネス
- かなり低いレベルに制御された色収差
- 低いレベルに制御された歪曲
- 広いズーム領域
- 最短撮影距離
- ( 3つのモードから選択できる ) 効果的な手ブレ補正機構
- 高速AF
- フルタイムマニュアルフォーカス対応
- 人間工学的に使い易い
SP 150-600mm F/5-6.3 Di VC USD G2 | Model A022の短所は…
- 初代レンズよりも若干高価
- 重いところ ( キヤノン用 2,010g、ニコン用 1,990g )
4.5星を獲得し " かなりお勧めレンズ " に選出されています。超望遠ズームながらも優れた光学性能を実現しているところを選出理由に挙げています。
レンズが初代レンズよりも若干高価になったところをマイナスポイントに挙げていますが、全体的に性能は向上し正当化できるともコメントしています。約2Kgと重いレンズですが、この手のレンズとしては比較的コンパクトに仕上がっているので、数時間持ち歩いても煩わしさは無い模様。
手ブレ補正機構の効きが良く、コントロールもスムーズで、スイッチ類も誤ってOn/Offする事はなく、すべてにおいてしっかりと光学設計が施され優れた結果を実現したレンズであると結論付けています。
掲載されているMTFチャートが掲載されていて…
- 150mm 中央部 … 開放からすぐれたシャープネスを実現していて、F5~F16までそれを維持し、F22~F23でも非常に良い
- 150mm 周辺部 … F5~F16まで素晴らしく、F22は非常に良く、F32でもまだ良いレベルを維持している
- 300mm 中央部 … 開放(F6.3)の時点で非常に良く、F8~F16まで素晴らしく、F22は非常に良く、F32でもまだ良いが、F40になると低下する
- 300mm 周辺部 … 周辺部分も出だしから良好で、F6.3~F8は非常に良く、F11~F16は素晴らしく、F22は非常に良く、F32でもまだシャープネスは良好
- 450mm 中央部 … F6.3~F11まで素晴らしいシャープネスを実現し、F16~F22まで非常に良く、F32でもまだ良い
- 450mm 周辺部 … F6.3で非常に良いシャープネスを実現し、F8~F11まで素晴らしく、F16~F22まで非常に良く、F32でも良いのだがここからぐぐっと下がり始める
- 600mm 中央部 … F6.3~F8まで非常に良く、F11が素晴らしく、F16~F22まで非常に良く、F32は良い
- 600mm 周辺部 … F6.3はまずまず、F8~F22まで良く、F32~F40で再び低下する
各焦点距離の色収差チャートも掲載されていて、ズーム全域で非常に低いレベルに制御されていると評価しています。さすがに600mmになると周辺部の色収差の値は高くなるようですが、非常に満足いくレベルで、画像編集ソフトで補正可能とのこと。歪曲はズーム全域適度なレベルに制御され、フレアコントロールも抜群と掲載しています。