タムロン 2019年上期の経常利益を上方修正 16億から25億円へ FEレンズ需要
タムロンが、2019年12月期第2四半期累計期(1月~6月)の経常利益を上方修正しました。FEレンズ需要の高さが上方修正の要因のひとつになっている模様。その反面 デジタル一眼レフ用(DSLR) 交換レンズの売り上げは下降傾向にあるようです。※業績予想の修正に関するお知らせ(PDF)
第2四半期累計期間の連結業績につきましては、レンズ交換式カメラ市場の縮小の影響等により自社 ブランド交換レンズにおいて既存DSLR製品を中心に販売が下振れしたものの、ミラーレス用/監視やFA用/マシンビジョン用レンズの販売が好調に推移したことにより、売上高は、計画を若干上回る見 込みです。※プレスリリースより
産業用レンズなど需要の増加もありますが、タムロン初のFEレンズ「28-75mm F/2.8 Di III RXD (Model A036)」の大ヒットが記憶に新しいところ。発売から1年が過ぎましたが、まだまだ需要が高い大口径標準ズームレンズとなっています。少なくともデジタル一眼レフ(DSLR)用 交換レンズのマイナス分はカバーしている事が伺えます。
タムロンは2019年7月25日に2本目となるFEレンズ「17-28mm F/2.8 Di III RXD (Model A046)」を発売予定。発売を前にしてすでに需要が供給を超えた事を告知済みで、今後もミラーレス用交換レンズの需要は高まりそうな気配です。大三元レンズ2本が揃った事により、次は望遠ズームレンズの発表に期待が高まります。
サードパーティ製レンズにおいて「Eマウント」が主導権を握り続けるのか、「RFマウント」「Zマウント」サードパーティ製レンズも登場する事になるのか注目です。