タムロン 20mm F/2.8 Di III OSD M1:2 トレンドに逆行する魅力的な選択肢
ePHOTOzineが、タムロンのEマウント 単焦点レンズ「20mm F/2.8 Di III OSD M1:2 (Model F050)」レビューとサンプル画像を掲載しました。光学性能を重要視した大きく重いレンズが主流になっている中、それに逆行するような小型軽量レンズで、素晴らしい光学性能と魅力的な価格を考えると素晴らしい選択肢であると評価しています。
20mm F/2.8 Di III OSD M1:2 (Model F050)の長所
- 素晴らしいシャープネス
- 良く制御された色収差(CA)
- 簡易防滴構造・防汚コート
- 最大撮影倍率 1:2 の寄れるレンズ
- 小型軽量レンズ
- 素晴らしい価格設定 ※国内希望小売価格 46,000円+税
- 英国で5年保証
- 静音AF
20mm F/2.8 Di III OSD M1:2 (Model F050)の短所
- 歪曲は " カメラ内補正 " もしくは " 画像編集ソフトによる補正 " が必要になってくる
5つ星満点を獲得し " エディターズ・チョイス " に選出しています。「20mm F/2.8 Di III OSD M1:2 (Model F050)」は、非常に魅力的な価格がらも卓越した超広角レンズであると選出理由を挙げています。
MTFチャートを掲載していて…
- 中央部 … シャープネスはF2.8~F16まで素晴らしく、特にF4は卓越しており、回折現象が出始めるF22でも非常に良好
- 周辺部 … F2.8~F11まで非常に良好で、F16は良好、F22でソフト描写
実際掲載されているMFTチャートを見てみても中央部はF4でピークを迎え、その後なだらかに下がっていく印象。周辺部は、少し中央部と差があるもののF16ぐらいまで粘っている感じです。カメラ内補正はオフで測定した色収差(CA)チャートも掲載し、中央部は卓越しているものの、周辺部はフリンジが顕著であるが画像編集ソフトで補正可能とのこと。※カメラ内補正オフでの評価なので、オンの場合 周辺部の色収差は制御されているかもしれません。
歪曲は、カメラ内補正をオフした場合大きな樽型歪曲 -8.47%が存在する模様。カメラ内補正をオンにした場合は、-0.89でほぼ直線になるとのこと。フレア耐性は非常に素晴らしく、最も厳しい条件でフレアの影響は受けるもののコントラストは維持しているそうです。コンパクトレンズの周辺減光はダメダメな時があるのが、このレンズは比較的に控え目な周辺減光があるとのこと。全体的に非常に素晴らしいパフォーマンスを発揮していると高評価。
コンパクトで(簡易)防滴仕様、最大撮影倍率 1:2を実現しながらも399ポンドという価格は、どう見ても価格における素晴らしい選択肢であるとコメント。それ故に質感は " プラスチック万歳 " 的なものになってしまうものの、多くの点で " より大きく・よりF値が明るく・より高価 " なレンズのトレンドに逆らうレンズであり、コンパクトなミラーレス機にとって良い事かもしれないと評価。※意訳しています。
旅行・風景・建物・インテリアなどたくさんのシーンで「20mm F/2.8 Di III OSD M1:2 (Model F050)」は、非常に品質が高い選択肢に感じエディターズ・チョイスに値すると結論付けています。