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タムロンQ3決算発表 2020年投入レンズ すべてミラーレス用で5本程度を予定

タムロンが2019年12月期 通期 決算発表を行いました。この中で2020年に投入する新レンズの計画も明らかにしており、市場状況を考え、すべてミラーレス用となり5本程度を予定しているとのこと。

タムロン レンズロードマップ 2020

タムロン 2020年投入レンズ

決算説明会資料(ノート)にプレゼンで語った内容も掲載されており…

  • ⾃社ブランドについては、2020年以降もコンスタントに年間5機種程度の新製品投⼊を予定
  • 市場のミラーレス化等を踏まえ、2020年の新製品は全てミラーレス⽤を投⼊する予定

決算資料の冒頭に2019年カメラ市場動向が掲載されており、前年比でミラーレスが4%増なのに対して、デジタル一眼レフは41%減と急激に下がっている事を示しているので、一眼レフ用交換レンズはサードパーティ・レンズメーカーにとしてビジネスが成り立たなくなってきた事が伺えます。金額ベースでもミラーレスがデジタル一眼レフを上回っているとのこと。

タムロンの写真関連事業は、カメラ市場縮小とOEM需要が減少つつあるものの独自ブランドレンズが好調で、減収となりながらも増益。すでに1年前倒しで中期計画を達成した事が資料で確認できます。写真関連事業の利益率は、2016年 8.6% → 2019年 18.7% に倍増している模様。監視/FAやドローン/車載カメラなどを強化し、医療関係などの新規事業も仕込み始め少しずつデジタルカメラ関連の売上構成⽐を下げ会社全体の業績向上させていく方向性。通期 決算説明会資料(ノート付き)を見れば、すべて掲載されています。

先日公開されたシグマ 山木社長 インタビュー動画でも " ミラーレスレンズ フルラインアップを構築 (おそらくEマウント/Lマウント中心) " を掲げていましたからタムロンもEマウントを中心にミラーレスレンズ フルラインアップを構築していくのではないでしょうか。

CP+2020 タムロンブースでは「70-180mm F/2.8 Di III VXD (Model A056)」がタッチ&トライが可能なだけに、ミラーレス新レンズの(開発)発表があればさらに注目を浴びるのではないでしょうか。