タムロン「18-300mm F/3.5-6.3 Di III-A VC VXD」発表 広角から超望遠域までカバー
タムロンが、ソニーEマウント / 富士フイルムXマウント APS-C 高倍率ズームレンズ「18-300mm F/3.5-6.3 Di III-A VC VXD (Model B061)」を正式発表しました。希望小売価格は96,800円(税込)。まず最初にソニー用の発売予定し発売日は2021年9月24日(金)となっています。
18-300mm F/3.5-6.3 Di III-A VC VXD スペック ※ソニー用
- モデル名 : B061
- 焦点距離 : 18-300mm (35mm換算 24-450mm)
- 明るさ : F3.5-6.3
- 画角(対角画角) : 77゜24′- 5゜30′
- レンズ構成 : 15群19枚
- 最短撮影距離 : ワイド端 15cm / テレ端 99cm
- 最大撮影倍率 : ワイド端 1:2 (0.5倍) / テレ端 1:4 (0.25倍)
- フィルター径 : φ67mm
- 最大径 : φ75.5mm
- 長さ : 125.6mm
- 質量 : 620g
- 絞り羽根 : 7枚 (円形絞り)
- 最小絞り : F22-40
- 標準付属品 : 花型フード、レンズキャップ
2021年7月に開発発表されたミラーレス専用設計 APS-C 高倍率ズームレンズ「18-300mm F/3.5-6.3 Di III-A VC VXD (Model B061)」が本日8月26日についに正式発表。先にソニー用が2021年9月24日(金)に発売され、富士フイルム用は順次発売予定となっています。ちなみにキャッチコピーは「尽きない想像力に、この一本を。」とのこと。
ここ最近どの業種も半導体関連の供給が再び厳しくなりつつあり、コロナの影響で発売延期や供給が遅れる可能性がある事をプレスリリースに明記しています。
広角から超望遠までをカバー
このレンズの大きな魅力は高倍率ズームレンズであり、35mm換算 24-450mmまでの広角から超望遠域までカバーしている所ではないでしょうか。(光学16.6倍ズーム) 一般的に高倍率ズームレンズは通常のズームレンズと比べると光学性能はあまり期待できないイメージがありますが、特殊硝材をバランスよく配置する事で画面の中心から周辺まで高い描写性能を維持し APS-C ミラーレス対応 高倍率ズームレンズの中でもトップレベルの高画質を実現しているとプレスリリースに掲載しています。
これだけ長い焦点距離のズームレンズだと、フォーカスシステムが気になるところ。リニアモーターフォーカス機構VXDを搭載する事によりクラス最高レベルの高速・高精度AFを実現していると製品ページに掲載しています。
ワイド端 最大撮影倍率1:2 (0.5倍) を実現
超望遠ズームレンズのテレ端の最大撮影倍率が1:2 (0.5倍) でハーフマクロを謳う製品がありますが、今回の「18-300mm F/3.5-6.3 Di III-A VC VXD」はワイド端の最大撮影倍率が1:2 (0.5倍) を実現しておりワイドマクロ撮影が可能となっています。
最短撮影距離が15cmで、レンズ先端から被写体までの距離は5mmとなっており、このレンズでしか撮れない世界があるかもしれません。
レンズ構成
レンズ構成は15群19枚。異常低分散レンズ4枚、複合非球面レンズ3枚を採用する事により、画面中心から周辺に至るまで美しい描写を実現しているとのこと。レンズに BBAR-G コーティングを施す事によりゴーストやフレアを徹底的に抑制している模様。ズーム全域での高画質とやわらかいボケ味を両立させたと明言しています。プレスリリースには「APS-Cサイズミラーレス一眼カメラ対応高倍率ズームレンズとしてクラストップレベルの高画質を実現しています。」と掲載。レンズボディは簡易防滴構造を採用。
ちなみに複合非球面レンズは、タムロンが高倍率と画質を両立するため量産化を実現した特殊レンズになります。
手ブレ補正(VC) 70mm以下の動画撮影ではAIテクノロジーを活用
製品ページとプレスリリースには何段分の手ブレ補正効果があるのか詳細な数字は掲載されていませんが、超望遠域をサポートする手ブレ補正効果を期待したいところ。ここ最近タムロンは動画撮影時の手ブレ補正に関してAIテクノロジーの導入を進めており、今回のレンズでは焦点距離70mm以下の動画撮影おいてAIによる手ブレ補正効果が期待できる模様。ただし " 配慮 " と表現しています。
量販店売り出し価格(税込) ※希望小売価格 96,800円(税込)
- タムロンオンラインストア … 82,500円
- ヨドバシカメラ … 82,500円
- マップカメラ … 74,250円
- カメラのキタムラ … 74,250円
- ビックカメラ … 82,500円
売り出し価格にしては最初から値引き傾向にある印象です。売り出し価格を取るのか、ポイント還元率を取るのか毎回良い意味で悩みどころかもしれません。