タムロン 2024年Q2決算発表 写真関連事業 上期の営業利益は前年同期比で53.4%増
タムロンが、2024年12月期 第2四半期 決算 (2024年4月~6月実績) の発表を行いました。写真関連事業における上期の実績は、前年同期比で売上高は41.3%増、営業利益は53.4%増とのこと。
自社ブランド製品は、2023年にソニーEマウント用2機種、ニコンZマウント用2機種、富士フイルムXマウント用1機種の計5機種の新製品を投入し、2024年4月には2021年にソニーEマウント用として発売以来人気の大口径標準ズームレンズ28-75mm F/2.8 VXD G2 (A063)のニコンZマウント用、を発売しました。マウント展開を加速させ、ミラーレスカメラ用交換レンズのラインナップを拡充した効果等により、2桁の増収となりました。OEMにおいても、市場の堅調な推移に伴い、カメラメーカーへの交換レンズの供給が好調に推移し、約2倍の大幅増収となりました。
このような結果、写真関連事業の売上高は330億97百万円(前年同期比41.3%増)、営業利益は99億79百万円 (前年同期比53.4%増)となりました。※決算短信(PDF)より
写真関連事業 上期実績 (2024年1月~6月)
- 売上高 … 330億9,700万円 (前年同期比 +41.3%)
- 営業利益 … 99億7,900万円 (前年同期比 +53.4%)
- 営業利益率 … 30.2% ※営業利益率=営業利益÷売上高x100
2024年上期におけるタムロンは好調(その1、その2)で今回の決算発表の実績を見る限り、それを裏付ける内容となっています。営業利益率が初めて30%を超えたところも注目です。
写真関連事業 通期見通し (2024年1月~12月)
- 売上高 … 650億円
- 営業利益 … 189億円
- 営業利益率 … 29.1%
現時点で写真関連事業の通期見通しは、売上高650億円、営業利益189億円、営業利益29.1%となっています。下期は、大体上期と同様の収益を見通している事が分かります。自社ブランドレンズだけでなく、OEMも堅調である事が伺えます。
2024年は7機種を発売予定
- 4月 … 28-75mm F/2.8 VXD G2 (Zマウント)
- 6月 … 50-300mm F/4.5-6.3 VC VXD (Eマウント)
- 8月 … 28-300mm F/4-7.1 VC VXD (Eマウント)
- 2024年内発売予定 … 11-20mm F/2.8 RXD (RFマウント)
タムロンは今年7機種の新製品を投入予定ですでに「28-75mm F/2.8 VXD G2 (Zマウント)」「50-300mm F/4.5-6.3 VC VXD (Eマウント)」「28-300mm F/4-7.1 VC VXD (Eマウント)」を発表済み。RFマウント「11-20mm F/2.8 RXD」も開発発表済みで今年中の発売を予定しています。
…という事は、今年度はタムロンからあと3本の新機種が登場する事になります。まったく新しいレンズになるのか、マウント違いの新レンズになるのか気になるところ。