ツァイスが、透明アルミニウム ALONを採用したレンズを発表? パンケーキレンズ?
Sony Apha Rumorsが、ツァイスがアルミニウム系セラミック 酸窒化アルミニウム (商品名 ALON/エイロン)を採用したレンズを発表する可能性があると噂しています。新素材ALONを採用した最初のレンズはパンケーキレンズになりそうな事も掲載していますが、" SR3 " のレートで噂の域を出ていません。
- 椅子から転げ落ちてしまった情報(噂)を入手したところである
- 情報源は、ツァイスが新しいパンケーキレンズを発売する予定であると書いている
- " ツァイスは、小さいレンズで驚異的な画像品質を実現したコンパクトなレンズシリーズ発表の準備中である "
- " プレミアム パンケーキレンズであると思われる "
- " この新シリーズの最初のレンズは、35mm F1.8となり全長は4cmを下回る "
- " 構成される数枚のレンズは、酸窒化アルミニウム(ALON)で製造したレンズを採用している "
- " この素材は、通常のガラス(1.4-1.5)と比べて1.79と回折率が高い "
- " 耐擦傷性が高いモース硬度9を実現 "
あと製造が難しく構成されるレンズすべてがALONになる訳ではなく、効果的な箇所に使われるようです。ちなみにウォールストリートジャーナル「未来を変える新素材-透明アルミ・光を通すコンクリート」にALONの詳細が分かり易く掲載されていて…
透明アルミニウム
透明アルミニウムは、アルミニウム系セラミックである酸窒化アルミニウム(商品名・ALON=エイロン)でできている。米マサチューセッツ州バーリントンにあるサーメット社が商品化した。ALONの透明度は80%で、硬度はサファイアと同じくらい。酸化や放射線に対する耐性も非常に強い。1.6インチ(約4センチ)の厚さのALONは50口径の機関銃による徹甲弾にも耐える。※ウォールストリートジャーナルより
AGC旭硝子の製品ページに掲載されている高強度透明セラミックス(ALON)の解説は…
サファイア同等の機械強度を持つ透明セラミックス。単結晶サファイアより大型化が可能です。
ALONはサファイア同等の機械特性(曲げ強度、硬度、ヤング率)を有する透明セラミックス材料です。焼結法で作製可能で、単結晶のサファイアに比べ、形状自由度が高く、曲面形状や大型品にも対応可能です。透過範囲は300~4500nmで、絶縁性です。機械強度に優れる他、耐擦傷性、耐薬品性 、耐プラズマ性にも優れています。 ※AGC旭硝子より
レンズも素材やコーティングなど時代と共に進化していますが、どうやらツァイスから新素材を採用したレンズが登場する可能性がある模様。 SARはFEパンケーキレンズの登場に期待していますが、どのマウントに対応するのか気になるところです。