ツァイス「ZX1」正式発表 クリエイティブなワークフローを実現する直感的な撮影体験
ツァイスがついにアドビ Photoshop Lightroom 搭載 フルサイズコンパクト機「ZEISS ZX1」を正式発表しました。独自設計と言われる3740万画素CMOSセンサーを搭載し、レンズはDistagon T* 35mm F2を採用しています。
ZEISS ZX1 基本スペック
- 撮像素子 : 有効画素数 3740万画素CMOSセンサー
- レンズ : ZESS Distagon T* 35mm F2
- F値 : F2~F22
- ISO感度 : ISO80~51200
- シャッタースピード : 1/2000~30秒
- 背面モニタ : 4.3インチ TFT液晶 1280x780px タッチパネル
- EVF : 0.7インチ 有機EL(OLED) 0.74倍 1920x180px
- AF方式 : コントラストAF / 位相差AF
- 露出補正 : ±3EV
- 画像フォーマット : RAW(DNG) / Jpeg 7488x4992px
- 動画 : 4K 30fps H.265 / フルHD 60fps
- メモリ : 512GB SSDを搭載 / USB-Cで接続可能
- USB : USB Type-C 電源供給可能でHDMI出力にも対応
- 無線 : Wi-Fi & Bluetooh 4.2
- SNSの共有やクラウドへの保存に対応
- バッテリー : 3190mAh 22.9Wh
- サイズ : 142 x 93 x 94mm
- 質量 : 837g (バッテリー含む)
開発発表から2年が過ぎ、ついに「ZX1」の正式発表されました。「ZX1」はフルサイズコンパクト機で、もちろんレンズは「ZESS Distagon T* 35mm F2」を採用。イメージセンサーは「3740万画素CMOSセンサー」を搭載し、開発発表時に独自設計である事を明らかにしています。
富士フィイルム「X100シリーズ」と同じようにリーフシャッターを採用している模様。ボディ上面には、シャッターボタンとダイヤル2つだけのシンプル構成。背面もほぼほぼ物理ボタンはなく、基本タッチパネルで操作するスタイルとなっています。
アドビ Photoshop Lightrooomを搭載しこの1台でワークフローを完結
「ZX1」の最大の特長として「アドビ Photoshop Lightroom」を搭載している事を挙げる事が出来るのではないでしょうか。撮影から現像・編集、そしてSNSの共有までこの1台で済ます事が可能に。ストレージとして512GBのSSDを搭載しているので基本的に1日の撮影は事足りると思います。有線で繋いでデータの移動も可能で、クラウドにも接続可能となっています。
背面モニタは4.3インチのタッチパネルを採用。Lightroomで編集している時にどのぐらい使い易い仕様になっているのか気になるところ。撮影時のユーザーインターフェイスは、4種類のモード間をスピーディに切り替え可能な事が製品ページに掲載されています。製品ページを見る限り直感的に撮影・操作できるように設計した事が伺えます。
付属品
付属品画像も掲載していて、ボディ・レンズリング・レンズシェード・レンズキャップ・アクセサリーシューカバー・バッテリー・AC充電器・アダプター付きUSB-Cケーブル・ストラップ・ストラップアクセサリーなどが同梱されている模様。
気になる価格
海外プレスリリースを見ると価格は6000ドル/6000ユーロとなっています。単純に日本円に換算すると約63万円といった感じでしょうか。これに消費税が加わってくると思います。まず最初にドイツと米国で発売開始されるようですが、B&Hの販売ページを見る限り予約は受け付けていますが、まだ発売日は決定していない模様。
サンプル画像
日本公式サイトでもサンプル画像 RAW(DNG)ファイルがダウンロード可能となっています。下のサムネールでダウンロードしたい画像を選んでダウンロードボタンを押すスタイル。海外プレスリリースには、512GBのSSDに RAW 7,000枚 / Jpeg 50,000枚が保存可能とのこと。
今年中に国内発売されるのか、来年2021年になるのか気になるところ。今のところCP+2021 (2月25日~28日)は現地開催予定で、このタイミングで国内投入しても注目を集めそうな予感です。