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雑多なコラム

オリンパス OM-D E-M5 桜撮りでハイキーのディテールを試す

オリンパス OM-D E-M5は、新型1600万画素センサーを搭載して高感度耐性が上がっていますが、撮っていて描画そのものだったり、白トビ・黒潰れ耐性も上がっているのを感じる今日この頃。先日、自分が住んでいる地域は桜も満開になったことだし、桜撮りをハイキー設定で試し撮り♪ ハイキーでの桜の花のディテールがどれだけ残るか、粘るか試してみました。

オリンパス OM-D E-M5で撮影したSF画像:4608x3456を800x600に縮小してありますが、レタッチはしてありません。Jpeg撮って出しになります。

上野公園の桜
23mm 1/160秒 f/8.0 ISO-200 3.0EV 中央重点測光

これは測光モードを中央重点測光にして、露出を3.0EVにして撮っていますけど、しっかり桜の花のディテールが残っているんです♪ 今までのオリンパスが搭載してきたパナソニックの1200万画素センサーは、結構白トビ・黒潰れし易いセンサーでPEN第3世代で描画エンジンが進化してかなり白トビ黒潰れが改善しましたけど、今回オリンパス OM-D E-M5でハイキー描画を試してみると、ディテールの残り方というか粘り方は別次元のようです。ただしオリンパスの描画の基本方向性は、肉眼で白トビしている箇所は白トビさせるような方向性だと思います。

旧古河庭園の桜
19mm 1/100秒 f/5.6 ISO-200 0.3EV デジタルESP測光

こちらは初期設定のデジタルESP測光で露出は+0.3でモノクロ撮り。さすがに露出が+0.3でモノクロなんで花びらの描写は1枚目と比べるとしっかり残っていますけど、逆に1枚の露出3.0の粘りを感じませんか?

上野公園の桜
35mm 1/160秒 f/8.0 ISO-200 0.3EV スポット測光(ハイライトコントロール)

最後のこの1枚は、スポット測光(ハイキー) 露出+0.3で撮影した1枚。さすがにスポット測光(ハイキー)だと桜の花が輝きすぎちゃう感はありますけが、部分的に白トビしてますけど花びらのディテールは残っているかと♪ ちょい前のオリンパス機であれば、もうちょっと盛大に白トビしててもおかしくない設定とシーンです。

PEN 第3世代と比べると、全体的な描画・色・コントラストはそれ程クセがない感じでしょうか。PENはややコントラストが高めなんだけど、シャドウを持ち上げ気味でメリハリ高めな画造りな印象ですけど、OM-D E-M5はPENと比べるとナチュラル方向な気がします個人的に。

今までのオリンパスの描画って全体的にどのシーンも赤味が強いというか残る傾向だったと思いますが、今回はそれ感じないので、新型1600万画素センサーの影響かと♪ 描画エンジンのバージョンはPEN第3世代と同じでOM-D E-M5に最適化しただけなんで、今後の伸びしろも大きいかと。