オリンパス OM-D E-M5 ファースト インプレッション
オリンパス OM-D E-M5 を使い始めてはや2ヶ月、少し使い慣れてきて、何となくOM-D E-M5の性格や能力、長所に欠点も見えてきたかな~って感じになってきたので、ファースト・インプレッションを書いてみようかと。
やはりオリンパス OM-D E-M5 は、写真で見るより実物は小さく感じます。今はもう慣れて持ち難いな~と思ったことはないのですが、初めてCP+ 2012でこのOM-D E-M5を手にした時は、あまり手にフィットせず、予約するかどうか迷ったほどなんです。
新型1600万画素センサーの恩恵がかなり大きいカメラな印象で、極端いってこのセンサーの為だけにPEN E-P3から乗り換えても損はしないかと♪ ただ、センサーの性格なのか描画エンジンの味付けが原因か分かりませんけど、撮っていて色味というかホワイトバランスの感覚が今までと全然違うような気がします。以前のパナソニックの1200万画素センサーだと全体的に赤味ががっているとうか、暖色系の色味なんですけど、今回のOM-D E-M5は、今までのオリンパス マイクロフォーサーズ機の中で一般的にまともなホワイトバランスな印象。
PEN E-P3から搭載された補助光もOM-D E-M5にも搭載されていて、露出の低いシーンでもコントラストAFがスムーズに動作してくれるし、高感度耐性も上がっているので今までオリンパス機で手持ちで撮れなかった世界が撮れる様になったのは確かです。5軸手ブレ補正の恩恵も大きいですね。ほんと自分なりのカメラ設定が決まれば、後は絞り調整とシャッターを切るだけです。
FAST AF自体もPEN E-P3と比べると一段階は進化した感じで、PEN-EP3の時は速さ優先で焦点が甘い時があったんですが、その点はかなり減ってきた印象です。しかも速い被写体でも瞬時にAFが焦点してくれるのである程度動きが予測できる被写体なら追尾AFにしなくてもシングルAFで上の水上バイクの写真のように撮る事が出来て、他社のデジタル一眼レフ機にようやく追いついたような…w ちなみに水上バイクってフルスロットルだとビックリするぐらい速いんです。
初期ロットのせいかもしれませんけど、OM-D E-M5の塗装が粗くて弱い…^^; 角を良く見ると剥げてきていて、OKボタンはすでにKの文字が50%剥げ落ちてしまいました…。あとOLYMPUSのロゴの白い塗装の塗りが粗い…。以前もオリンパス PEN E-P2 のブラックを購入した時も使い始めてすぐ塗装が剥げ落ちたことがあったんですよ…2回も。その1 その2 まだ1年2年使い続けて剥げ始めるのとでは訳が違いますからこの辺は改善してもらいたいところです。
内蔵EVFは従来の強化版でスペック的には凄くはないんですけど、まあ常用レベルなイメージでしょうか。ただ鳥とか素早い動きに足しては、1コマくらい表示の遅れを感じることも。次世代EVFは、まったくドット感もないEVFらしいので、さらなる進化に期待をしてしまう箇所かもしれません。あとバッテリーの持ちもPEN E-P3と比べると倍ぐらい持つ気がします。
今回背面ボタンも増えてカスタマイズ性が上がりましたけど、操作導線(?)とメニュー周りはイマヒトツかな個人的に…まだOM-D一発目で洗練されてない感じ…PEN E-P3は徐々に改良されてきたモデルで使い勝手などはひとつの完成形を感じさせてくれるカメラだったので、ちょっと不満を感じます…あと押し難いボタンもあるんですよね…w
描画に関してはオリンパスのマイクロフォーサーズ機の中で一番の画像品質だと思いますけど、カメラ本体としての完成度はまだPEN E-P3の方が上に感じちゃって、それ程このカメラ最高!って思う自分がいないんですよね…^^; でもマイクロフォーサーズ機を買うなら候補の一番に入れて良いカメラかと♪