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雑多なコラム

オリンパス OM-D E-M5 と 描画エンジン : TruePic VI

オリンパスは、E-5からファインディテール処理、そしてPEN 第3世代からリアルカラーテクノロジーを搭載し始めましたが、オリンパス OM-D E-M5のソニー製の新型1600万画素センサーとの組み合わせでさらに進化とまでは言わないけど、よりディテール豊かな描画を叩き出すようになったな~っと実感。

今回は、レタッチは一切していないJpeg撮って出しで、描画エンジン : TruePic Ⅵに組み込まれているファインディテール処理とリアルカラーテクノロジーの良さを感じてみようかと。

福井県恐竜博物館コレクション
M.ZUIKO DIGITAL ED 12-50mm F3.5-6.3 EZ 50mm 1/60秒 f/6.3 ISO-3200 -1.3EV

ヨコハマ恐竜展2012で展示されていた福井県恐竜博物館コレクションなんですけど、この化石のディテールの描写と質感、1600万画素センサーとファインディテール処理・リアルカラーテクノロジーの組み合わせは、ツボに入るとかなりリアルな描写をしてくれるな~っと♪ このイベントの照明がイマヒトツでちゃとした博物館系の照明だったらもっと良い感じで撮れた気がします。あとこの暗いシーンで手撮りでここまでの描画してくれるオリンパス機は、今のところOM-D E-M5だけかと。

湘南稲村ケ崎の岩肌と鳩
LUMIX G X VARIO PZ 45-175mm F4.0-5.6 48mm 1/1250秒 f/5.6 ISO-200 0.0EV

一転露出の高い夏のワンシーン。表情豊かな岩肌に青い空そして鳩が佇む世界なんですけど、リアルカラーテクノロジーは色彩表現の幅を広げてくれる感じで色が立って(?)くれます♪ まあそれなりの色が豊かなシーンで撮らないと実感できませんが…w 今までオリンパスはパナソニックの型落ち1200万画素センサーを使い続けてきましたが、今回の新センサーで色彩表現は一段上に駆け上がった気がします。でも逆にホワイトバランスの微妙な違いも感じるようになったのも事実。

あと夏のこういシーンは内蔵EVFが大変ありがたい♪ 背面モニタだとちょっと夏場は厳しいシーン多いですからね…^^; EVFのスペックはソニーのSLT機やNEXの方が上回っている機種がありますけど、OM-D E-M5の内蔵EVFは枯れた(?)スペックを活かしきったバランスの良さを感じます。まあこのEVFに不満や注文もありますが…w

鎌倉 材木座海岸の波打ち際
LUMIX G X VARIO PZ 45-175mm F4.0-5.6 45mm 1/800秒 f/5.6 ISO-200 +0.3EV

何気なく撮った鎌倉 材木座海岸の波打ち際。結構この手の写真ってディテールがすべてな感じがするんですが、波打ち際ならではの砂浜と水面の浅い距離を感じませんか? 個人的に(マイクロ)フォーサーズって被写界深度が深い分こういうシーンってシャープ感が奥行きを消した(?)ような描画になる気がするんです。OM-D E-M5はやっと微妙は感じも写し撮ってくるのかもしれません。まあ思い込みかもしれませんが…w

オリンパス OM-D E-M5 の描画エンジン TruePic Ⅵ は、新型1600万画素センサーでやっと本来の性能を発揮できる環境が整ったって気がします。でもPEN 第3世代と同じバージョンの描画エンジンで要はOM-D E-M5で使えるように調節しただけっぽいんですよね…正直最適化のレベルまでは達していない感覚です…個人的に…^^;

なので今後出てくる(マイクロ)フォーサーズ機は、描画エンジンがもっと最適化され、次のバージョンになったりすると、さらにこの新型センサーの良いところを引き出してくれるのかもしれませんね♪