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雑多なコラム

オリンパス M.ZUIKO 60mm F2.8 Macro 写りの良さを再認識

それほど自分の手持ち交換レンズは多くなく、月1回は最低限使うようにしているしているのですが、少しずつ春めいてきて心なしかオリンパスのマクロレンズ M.ZUIKO DIGITAL ED 60mm F2.8 Macro の使用頻度が上がってきた気がします。オリンパスのマイクロフォーサーズ用レンズは最近 " PROレンズ " に目が行きがちですが、通常のレンズも写りが良いな~と再認識しています。

掲載画像は、オリンパス OM-D E-M5 + M.ZUIKO DIGITAL ED 60mm F2.8 Macro で撮影し、レタッチは一切していないJpeg撮って出しになります。

ストリートスナップ 2014
60mm 1/60秒 f/2.8 ISO-3200 +0.3EV

画像はすべて上野動物園で撮影した動物写真ですが、やっぱり35mm換算 : 120mmの焦点距離のレンズですからネイチャーマクロに最適化されたレンズだな~と動物や植物を撮影する度に実感してしまいます。アオバズクを接写したのですが、もっと良く写るレンズは世の中にたくさんあると思いますが、個人的にはこれで大満足です。

眼にピントを合わせて撮っていますが、眼の解像感・立体感は個人的に必要充分で美しく撮れたかな~と自己満足。眼の周りの体毛の描写もひとつひとつちゃんと描写してくれている気がします。本当はF値を1~2段くらい絞りたかったのですが、ISO感度がISO3200だった事もありシャッタースピードを稼ぐために開放で撮っています。※OM-D E-M5のノイズリダクションはOFFにしています。

ストリートスナップ 2014
60mm 1/125秒 f/2.8 ISO-1000 -0.3EV

結構トカゲなどの爬虫類、カエルなどの両生類を撮ると、コントラストの立ち上がりが良いレンズなので、凹凸や模様がすごく映えるんですよ。600x450にまで縮小しているので、ちょっと緩めの描写に見えますが、元画のピントの合っている箇所はもっとパキっとシャープです。

ストリートスナップ 2014
60mm 1/125秒 f/2.8 ISO-320 -0.3EV

比較的に低ISOで撮れているミーアキャットですが、上から天然光が差し込んでいて陰影具合も良い感じで描画してくれるかも。なんでもかんでもパキパキに描写するレンズではなくて、フワっとした体毛部分はそのままフワっと写し取ってくれる気がします。マクロレンズだけの話ではないですが、動物を撮る時は、眼に光を入れて撮る事を意識しながらいつも撮影しています。そちらの方が、動物が活き活きして見えるので。

AFも速いし、フォーカスリミットスイッチは何気に距離感を意識させてくれるので、自然に構図も決まってくる印象です。ストリートスナップで使用する以外は、被写界深度が深いマイクロフォーサーズだけに開放で撮る機会が多いレンズかも。

ストリートスナップ 2014
300mm 1/160秒 f/6.7 ISO-3200 -0.3EV

この写真だけは 60mm F2.8 マクロ ではなく、超望遠ズームレンズ M.ZUIKO DIGITAL ED 75-300mm F4.8-6.7 II で撮影しています。1枚目のアオバズクと同じ上野動物園のバードハウスで撮っているので環境的にほぼ同じ条件で撮影しています。600x450pxの縮小画像ですが、両レンズの解像感(シャープネス)の差が分かれば良いのですが…^^; この75-300mmは、200mm以降がちょっと緩めな描写になる傾向があるレンズで、60mm F2.8 マクロほどパキっとしていない印象です。まあ~でもこのレンズは、安価な超望遠ズームレンズとして使い回しも良く気に入っているレンズのひとつです。※この写真もJpeg撮って出しでレタッチは一切していません。

すでにWebカードの方に60mm F2.8 マクロで撮影した梅写真を掲載したので、こちらは動物写真をピックアップしてみました。これから春そして夏を迎えるのでマクロレンズの出番が増えると思いますから、各マウント素敵なマクロレンズが市場にあるので、1本あれば色々楽しめると思います。