パナライカ 15mm F1.7 自動車撮りに向いている模様
2015年10月29日〜11月8日に東京ビッグサイトで「第44回 東京モーターショー 2015」が開催され、11月7日に横浜赤レンガ倉庫で「横浜ヒストリックカーデイ 4th」が開催され、このパナソニック LEICA DG SUMMILUX 15mm F1.7 ASPH.を試してみたのですが、何気に自動車撮りに向いているレンズかも。個人的に好感触を得ました。
今回のサンプル画像は、オリンパス OM-D E-M5 に パナソニック LEICA DG SUMMILUX 15mm F1.7 ASPH. を装着し撮影し、画像は 600x450px に縮小しています。
このジャガーを撮った時に " イケる! " と実感したんですよ。ボケ味からくる立体感と距離感が何気に自動車撮りに向いている印象で、もともとこのレンズは色乗りが良くコントラスが高めな描写なのでブツ撮りに向いていると感じていて、自動車撮りにおいて手持ちの M.ZUIKO 12-50mm F3.5-6.3 の代替えレンズになる可能性があるな〜と思っていたのですが、本当にそうなりそうな印象です。ヒストリックカーらしい昔の車の質感も出てくれているようにも見えます。
これまで自動車撮りは、オリンパス M.ZUIKO 12-50mm F3.5-6.3をメインに使用してきたのですが、東京モーターショーのような屋内イベントだとすぐISO3200になっちゃうし、屋外でも上記のような構図の時にF3.5だと少しもボケてくれないので遠近感を表現するのが難しいんですよね…^^; パナライカ 15mm F1.7だと少し赤レンガ倉庫がボケてくれて、自動車に立体感が出てくれる印象です。
実はこの画像だけオリンパス M.ZUIKO 12-50mm F3.5-6.3で撮っています。やっぱり35mm換算 30mm と 24mm だと広がり方は違うな〜っと。こういう構図の場合とくに空の広がり感は、両レンズでは違ってくる印象です。あと12-50mmのワイドは歪曲を感じるので、とく角度を付けた構図の時は悩みどころかもしれません。
パナライカ 15mm F1.7 は直線の伸びが気持ち良いのでパースを意識した構図が得意な印象があり、構図的にも収まりが良いかも。広角を意識した構図で、手前から2番目のFIATにピントを当てていますが、広角構図でも " F1.7 " だと手前の被写体は前軽くボケしてくれるようです。そうそう1枚のジャガーも少しパースを意識した構図になっています。
こっからは東京モーターショーで撮影した写真になります。モーターショーではエンジンのカットモデルなどが公開されてる事が多く楽しみのひとつなのですが、M.ZUIKO 12-50mm F3.5-6.3と比べるとレンズが明るい分ISO感度を抑える事が出来るので有効です。でもこういう屋内イベントだと、M.ZUIKO 12-40mm F2.8 PROの存在が頭にちらつくのです。
柵があったり、ステージがあったり、人混みで近くに寄れなかったするので、東京モーターショーのようなイベントでは、単焦点レンズよりもズームレンズの方が機動力が高いのです。なので M.ZUIKO 12-40mm F2.8 PRO の方が柔軟に幅広い写真が撮れるのも確か。あとコンパニオンのお姉さんも撮るなら パナソニック 35-100mm F2.8 も有効かも。
なのでパナライカ 15mm F1.7の場合は、足し算的な構図が必要になる時があるんです。こうい会場では被写体の前後に人が写り込む事が多いので、いかにそれを活かしている撮るか、今回良い練習になりました。これまで使った事がない焦点距離の単焦点レンズを使うと、今まで見えなかったモノ、感じなかったモノが見えてくる気がします。