オリンパス M.ZUIKO DIGITAL ED 30mm F3.5 Macro 使い始め
オリンパスのマクロレンズ M.ZUIKO DIGITAL ED 30mm F3.5 Macro が2016年9月18日に発売され初日に購入、早速試し撮りに行ってきました。しかし昨日は小雨が降ったり止んだりとあまり天気が良くなく、どのようなレンズに仕上がっているの掴みきれない箇所もありましたが、初日のインプレッションという感じです。
ちなみに掲載しているオリンパス OM-D E-M5と30mmマクロの組み合わせで撮影したサンプル画像は、レタッチは一切していないJpeg撮って出しになります。
質量128gとかなり軽量なマクロレンズでどのマイクロフォーサーズ機に装着しても軽快に使いまわせる印象です。小雨日和でしかも使い始めだけに防塵防滴仕様ではない点は気になりました。ボディのデザイン言語は、F1.8シリーズに近くレンズ前面を見ない限りマイクロレンズとは気付かない外観となっています。ちなみの上記の30mmマクロ本体画像は、パナライカ 15mm F1.7で撮影しました。
撮り始めに花や植物を撮りたかったので新宿御苑へ。ちょうど菊花壇展を開催していて菊花を接写。PROレンズのようなようなカリカリ描写ではない印象ですが、その分花びらの柔らかさが残っている感じでしょうか。この日は小雨日和で光量が少ないので、コントラストの立ち上がりが弱くそのポイントは天気が良い日に確認したいところ。撮影倍率 35mm換算 2.5倍でレンズ先端から14mmまで寄れるレンズなので、これくらいの距離感は楽勝に撮影できます。
木の下に水溜りがあり水面スレスレの落ち場を撮影してみました。F3.5と暗めのマクロレンズですが、ボケ味自体はクセがなく滑らかな印象です。今後色々シーンで撮っていくとさらにどんなボケ味なのか分かってくると思います。ZUIKO 35mm F3.5 Macroの時代とは違い、カメラには5軸手ぶれ補正機構が搭載されているので、風の影響を受けない静物であれば低ISO感度で撮影出来ます。
休憩中に飲んだコーヒー缶上部をモノクロで撮ってみました。やっぱりブツ撮りに強そうで、ブツ撮りに関しては60mmマクロよりも使い勝手良さそうな予感。かなり寄れるレンズだけに " 深度合成モード " が搭載されているオリンパス機が欲しくなります。
露出を+1.0にして撮ったのですが、小雨日和で光が柔らかなので彩度もコントラストも程よく残ってくれました。1/100秒で風の揺らぎが止められなかった事と、F値の絞り具合がまだ掴めていない事を認識。見晴らしがあまり良くない天気だったので、風景撮りにこの30mmマクロが使えるかどうかは確認できませんでした。あくまでも自分の撮り方と設定では、天候が悪い時に撮るとヌケが悪いかもしれません。
少し手ぶれしちゃいましたが、イルミネーションで丸ボケ具合もチェックです。今回試し撮りをしてみて、60mmマクロのようなマクロレンズ感はなく、近接撮影もできる標準単焦点レンズ的な印象を持ちました。今後撮り進めまた雑感を掲載したいと思います。