ホーム > 雑多なコラム > パナソニック LUMIX 45-175mmが、Dual I.S.に対応したので試し撮り

雑多なコラム

パナソニック LUMIX 45-175mmが、Dual I.S.に対応したので試し撮り

パナソニックの望遠ズームレンズ LUMIX G X VARIO PZ 45-175mm F4.0-5.6 ASPH. POWER O.I.S.が待望の " Dual I.S. " に対応したので、上野動物園で静止画・動画ともに手持ち撮りで試してきました。使用カメラは、パナソニック LUMIX DMC-G8 (海外名 G80 / G81 / G85) になります。

ファームウェアを更新し早速構えて手ブレ補正効果を試してみると「ん…何か違う…」と心なしかフィーリングを違いを感じるものの、何枚か撮影するとすぐにDual I.S.の感覚に慣れてしまって、あっという間に当たり前の感覚になってしまったのが正直なところ。なので対応前とどう違うのか説明し難いのです。

まずは上記の動画の感想から。正直望遠域になってくるとDual I.S.だと少し物足りなく感じる方がいるかもしれません。でも個人的に使えるレベルに感じます。絶対にブレを抑えるのであれば、三脚や一脚の使用をお勧めします。何気に動物撮りは、動画もかなり楽しいことを今回知りました。G8と45-175mmの組み合わせは、サイズと質量的にかなり軽快に動画撮影が可能な印象。今回の映像には収録しませんでしたが、パワーズームは動画だと楽しいかも。

上野動物園のハシビロコウ
175mm 1/400秒 f/5.6 ISO-200 0.0EV

動画の場合は撮影後、手ブレ具合を映像で確認するのでかなり客観的な判断になりますが、静止画の場合は、EVF/背面モニタ越しに主観でシャッターを切る瞬間もしくはその前後になるので、静止画の場合 快適に撮影できるレベルに手ブレは補正されています。

上野動物園のアザラシ
127mm 1/500秒 f/5.5 ISO-200 0.0EV

よく手ブレ補正効果の確認撮影で「何秒まで手持ち撮影できた!」とやるパターンがありますが、被写体が動く動物なのでそれは行っていません。上記の呼吸のために浮かび上がってくる瞬間もファインダー越しの世界は安定しているので、Dual I.S.は望遠レンズ的にそれだけでも効果があると思います。EVFは、もちろんフラッグシップ機であるパナソニック GH5やオリンパス OM-D E-M1 Mark IIが採用しているEVFの方が大きいし視認性も高い仕様だと思いますが、だからと言ってG8のEVFが物足りないレベルではなく普通に使える印象。

上野動物園のアオバズク
157mm 1/200秒 f/5.5 ISO-6400 -0.3EV

このシーンは、露出的に結構暗めのシーンでISO6400で撮影しています。動画の場合は、基本1/50~1/100秒で撮影するので、こういうシーンは静止画と動画では少し設定が違ってくるのだな~と実感。動画撮影時は、ケンコーのNDフィルター PRO1D Lotus ND16をレンズに装着して撮影しています。なので静止画・動画を交互に撮影しようと思うとNDフィルターを取ったり外したり忙しく面倒くさく感じる時も…^^; 上記の画像は、L.モノクロームで撮影し少しコントラストを高く補正しています。

上野動物園の羊
175mm 1/400秒 f/5.6 ISO-800 0.0EV

現時点でDual I.S.は " Dual I.S.2 " に進化していて、使用しているG8も " Dual I.S.2 " に対応しているので、今後機会があれば対応レンズを購入し " Dual I.S.2 " の進化の具合を体験してみたいと今回撮影しながら思ってしまいました。ほんとうはパナライカ 12-60mmを購入予定だったのですが品薄状態が数か月続き購入を断念、別の標準ズームレンズを購入しちゃいました。今後詳細をを掲載していくと思います。

上野動物園のヘビクイワシ
175mm 1/400秒 f/5.6 ISO-400 0.0EV

被写体となる動物に鳥が多いのは理由があって、今回は動画メインの試し撮りで、加えて動画撮影時 被写体が動体の時のAFの設定がまだ決まっていなくて、鳥がせわしなく動く仕草を撮影しながらAFの設定を色々試行錯誤していたのです。動画撮影時、手ブレ補正効果が高いと撮影に集中できるの色々設定を手持ち撮りで試す事が出来ました。