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キヤノン EOS 8000D と EOS Kiss X8i を触ってきました

先日発表されたキヤノンのエントリークラス デジタル一眼レフ EOS 8000D と EOS Kiss X8i を先行展示しているショールーム「キヤノンプラザ S」でハンズオンしてきました。24000万画素センサー、DIGIC6、 オールクロス19点AFセンサー、ハイブリッドCMOS AF III とベース部分は同じ機種ですが、使用感は思った以上に違う印象です。

キヤノン EOS 8000D

EOS 8000D / EOS Kiss Xi8 は基本的にベース部分が同じで描画自体同じ機種ですが、EOS 8000D を試写した後に EOS Kiss X8i を試写すると、個人的に思った以上に使用感の差を感じます。デジタル一眼レフを使用した事のある方であれば、EOS 8000Dの方が使い易いかもしれません。

EOS 8000Dの背面には " サブ電子ダイヤル "、EOS Kiss X8i は " 十字キー " が採用されていて、設定周りにおいても地味に使い勝手の差を感じます。以前 EOS Kiss シリーズと中身は基本同じでボディだけ少し豪華になった EOS 60D というラインアップがありましたが、今回はそれぞれのターゲットがより明確になっている印象です。

今回キヤノンのエントリークラス APS-C デジタル一眼レフで初めて 2400万画素センサーを搭載する機種で、画素数的に他社対抗機に追いついた事になります。今回オールクロス19点AFセンサーが採用されているところもポイントで、ちなみに同じエントリー機である ニコン D3300は11点AF、D5500 / 5300 は39点AFですが中央のみ9点クロスとなっていて考え方の違いを感じます。

キヤノン EOS 8000D

シャッターフィールは上級機と比べると差を感じますが、一眼レフ機らしいシャッターフィールと言えるのではないでしょうか。ライブビュー撮影に関しては " ハイブリッド CMOS AF III " が新たに採用されていて AFもシャッター動作も EOS Kiss X7 よりもスムーズになっている印象です。個人的にライブビュー撮影をする割合が多ければ、ミラーレス機を使用した方が快適と思いますが。

タッチパネル上の操作もスムーズで、両機種ともにバリアングル式を採用し様々シーンに対応していますが、EOS Kiss X8iはティルト式でも良いな気がしました。あと EOS 8000D には " AIサーボAF II " が採用され EOS Kiss X8i (※旧AIサーボAF 据え置き)と差別化が付けられている機能もありますから、元気なお子さんを撮るのであれば EOS 8000D の方がシャッターチャンスを逃がさない可能性が高くなるのではないでしょうか。

キヤノン EOS Kiss X8i

あとショールームに展示してある両機種は違うズームレンズが装着されていたのですが、結構レンズによって手にした時のフィーリングが変わるかも。

今回の EOS 8000D / EOS Kiss X8i は、キヤノンのエントリークラス デジタル一眼レフ ライナップの中で久々大きなアップデートな印象です。