DxOMarkが、キヤノン EOS M3 のセンサースコアを公開
DxOMarkが、キヤノン APS-C ミラーレス機 EOS M3 のセンサースコアとレビューを掲載しています。総合スコアは " 72 " でEOS 8000D / EOS Kiss X8i と同様のセンサーが搭載されている可能性が高く、前機種を楽々と上回るスコアで、競合ミラーレス機と比べるとスコア的な差はあるが、実力は肉薄していると評価しています。
総合スコアが " 72 " で、(同時発表された) EOS 8000D と EOS Kiss X8i と同じセンサーが搭載されていると見ているようです。ちなみにEOS 8000Dの総合スコアは " 70 " 、EOS Kiss X8iの総合スコアは " 71 " 、EOS 7D Mark IIの総合スコアは " 70 " となっています。
画素数が2400万画素になり、ハイブリッドCMOS AF III (AFポイント 49)が採用され、前機種 EOS M2は1800万画素センサーが搭載され総合スコア " 68 " だった事を考えると楽々とそれを上回るスコアを叩き出していると評価しています。
ただしミラーレス競合機 2400万画素APS-Cセンサー搭載ソニー α5100 (総合スコア 80) や α6000 (総合スコア 82) と比較すると差を付けられていて、デジタル一眼レフ ニコン D5500 (総合スコア 84)と比べてみても差を付けられているとしています。
低ISO時はα6000の方が低ノイズでEOS M3を上回っているが、ISO1600以降になるとほぼ同じダイナミックレンジになるとして、 ソニー α6000はEOS M3の好敵手であるとDxOMarkはみているようです。
センサーサイズと画素数がEOS Mよりも小さいオリンパスのマイクロフォーサーズ機 OM-D E-M5 (1600万画素)と比べてみると、全体的に同様なセンサースコアであるとコメントしています。EOS M3はAPS-CセンサーだけにISO感度耐性は上回っているものの、低ISO100~200のダイナミックレンジは、OM-D E-M10がEOS M3を上回っているそうです。グラフを見てみるとISO800以降はEOS M3の方がダイナミックレンジが広い模様です。以前から低ISO時のダイナミックレンジの狭さが、DxOMark基準のセンサーテストでスコアが伸びない原因のひとつとして挙げられています。
ここ最近のDxOMarkによるキヤノン カメラ&レンズ レビューは、" スコア的に差はあるけど、実力は競合カメラ&レンズに引けを取らない " 的な表現を必ず入れてきている印象です。