キヤノン TS-E135mm F4L マクロは、非常に強力なパフォーマンスを実現したTS-Eレンズ
ePHOTOzineが、キヤノン TS-E135mm F4L マクロ レビューとサンプル画像を掲載しました。中央部から周辺部まで均一なシャープネスを実現し、歪曲・色収差・フレアを高いレベルで制御、ボケ味は気持ち良く、チルトシフトレンズとマクロレンズの組み合わせは強力で、非常に高いパフォーマンスを実現していると評価しています。
TS-E135mm F4L マクロの長所は…
- 素晴らしい、均一なシャープネス
- 低いレベルに制御された歪曲
- 低いレベルに制御された色収差(CA)
- フレアなし
- レンズの仕上がり自体も高品質
- きびきびしたフォーカス
- 作品作りにおいて創造性あるレンズ
- 気持ちの良いボケ味
TS-E135mm F4L マクロに短所は…
- 高価格であること
- かさばり重いレンズ
4.5星を獲得し " かなりお勧めレンズ " に選出されています。TS-E135mm F4L マクロは、最高レベルのパフォーマンスを実現し、多くのエキサイティングな機会を得る事ができる卓越したクリエイティブツールであると選出理由を挙げています。
TE-Sレンズはユニークで印象的なレンズで、商業写真で必要であればこの価格は許容範囲であると、マイナスポイントで高価格を挙げていますが、TE-Sレンズの立ち位置を解説しています。チルトシフトレンズとマクロレンズの組み合わせは非常に強力とのこと。
MTFチャートを掲載していて…
- 中央部 … F4~F8まで素晴らしく、F11~F16まで非常に良好、F22でも良好
- 周辺部 … F4~F8まで素晴らしく、F11~F16まで非常に良好、F22で良好
…MTFチャート自体を見てみると、長所で " 素晴らしい、均一なシャープネス " と挙げている通り、中央部と周辺部の差があまり無い事が確認できます。中央部・周辺部ともにF32~F45になると大幅にパフォーマンスが下がる事が分かります。
色収差(CA)チャートも掲載し、中央部・周辺部ともに高いレベルで制御されているとのこと。中央部・周辺部ともに色収差が問題になる可能性は低いと判断しています。画像編集ソフトでさらなる補正は可能としていますが、ほぼ無意味に近いようです。
歪曲は " 0.02% 樽型歪曲 " が存在し、TS-E90mm F2.8L マクロと同じ値で、ほぼ直線に近いと高い評価。フレア耐性に関してもほぼ完ぺきに近いとのこと。ボケ味の評価も高く、要約すると " 非常にに強力なパフォーマンスを実現している " と結論付けています。