キヤノン PowerShot G7 X Mark IIIは、静止画・動画ともにバランスが取れた機種
ePHOTOzineが、キヤノンの1インチセンサー搭載 プレミアムコンパクト機 PowerShot G7 X Mark III レビューとサンプル画像を掲載しました。「PowerShot G7 X Mark III」は、光学性能は「G5 X Mark II」に及ばないものの、動画性能を強化しておりフォトグラファー・ビデオグラファー双方を感心させる機種に仕上がっていると評価しています。
PowerShot G7 X Mark IIIの長所
- 4K動画が撮影可能に
- マイク入力端子
- キヤノンの色再現性
- 使い易さ
- 高速で応答性が高く、30コマ/秒を実現
PowerShot G7 X Mark IIIの短所
- レンズは広角端で周辺部はソフト描写傾向
- 動画で24p設定がない
- コントールリングのクリック機能はオフにできない ※動画撮影時 内部マイクに音が入ってしまう模様
4つ星を獲得し " お勧め機種 " に選出しています。PowerShot G7 X Mark IIIは、素晴らしい新機能を搭載し、動画用途において打って付けの機種に仕上がっていると選出理由を挙げています。(PowerShot G5 X Mark II レビューも同じく4つ星評価)
「Power Shot G7 X Mark III」は、歓迎すべきアップデートでフォトグラファー・ビデオグラファー双方を感心させるアップデートした機能の数々を搭載しているとこの機種の仕上がり具合を解説。ePHOTOzineは高速連写機能を評価し、RAWバーストモード 30コマ秒 / RAW+Jpeg 20コマ/秒を実現している事を例に挙げています。
- PowerShot G7 X Mark III … 24-100mm F1.8-2.8 光学4.2倍ズームレンズ
- PowerShot G5 X Mark II … 24-120mm F1.8-2.8 光学5倍ズームレンズ
マイク端子が必要ないフォトグラファーに向けて、ズーム域が伸びた光学5倍ズームレンズを搭載し画像品質が向上した「PowerShot G5 X Mark II」を用意していると両機種のコンセプトの違いも説明しています。
「PowerShot G7 X Mark III」の光学性能は、24mm時の周辺部は少しソフト描写で、マクロ撮影は少しがっがりしたと感想を述べていますが、その他の状況において結果は良好であると評価。先に「G5 X Mark II」をレビューした為に「G7 X Mark III」の光学性能の評価は手厳しくなってしまった模様。
ビデオグラファーにとって、マイク入力端子、4K動画、フルHD 120fps機能を採用した「G7 X Mark III」は、使い易く購入し易い機種で、競合機であるソニー「RX100 VII」に比べて安価なポイントも挙げています。
ISO感度耐性は…
- PowerShot G5 X Matk IIと同じセンサーを搭載し結果は同じ
- ISO125~ISO800 … 低ノイズ、良好なディテールを求めるならばこの設定がお勧め
- ISO1600~ISO3200 … まだ良好な結果が得られるが、ISO3200はノイズが増加しディテールは飽和し始める
- ISO6400~ISO12800 … ノイズが強くなるのでこの設定を使用する事はお勧めしないが、Webなどで画像を縮小して使用する場合は使える時がある
- ISO25600 … ノイズが非常に強くディテールはかなり飽和するので、使用しない方が良い
光学性能は、広角端の中央部はシャープネスは高いが周辺部はソフト描写であるが、望遠端では問題ないとのこと。周辺減光はなく、歪曲はカメラ内補正されるので糸巻型歪曲は最小限に抑えられているそうです。色収差(CA)とパープルフリンジも見つけ出すのが難しいくらい制御している模様。AF性能は評価していますが、瞳AF機能を搭載していない事を指摘しています。