DXOMARKが、キヤノン EOS-1D X Mark III センサースコアを公開
DXOMARKが、キヤノン EFマウント フラッグシップ機 EOS-1D X Mark III センサースコアとレビューを掲載しました。※Update : DXOMARKがデータが間違えていたとしてスコアを修正、総合スコアは83→91ポイントに爆上げしました。
- キヤノン EOS-1D X Mark III … 2010万画素センサー
- キヤノン EOS-1D X Mark II … 2020万画素センサー
- ニコン D5 … 2082万画素センサー
- ソニー α9 II … 2420万画素センサー
今回の「EOS-1D X Mark III」センサースコアを前機種である「EOS-1D X Mark II」と、まだDXOMARKが「D6」センサースコアを掲載していないので「D5」をチョイス、そしてミラーレス機になりますがプロ機である「α9 II」と比較してみました。
EOS-1D X Mark III センサースコア
- 総合スコア : 83ポイント
- 色深度 : 23.4bits
- ダイナミックレンジ : 13.4Evs
- ISO高感度耐性 : 2445ISO
詳しいレビューは元記事を見てもらう事として、新型機である「EOS-1D X Mark III」は前機種である「EOS-1D X Mark II」よりも総合スコア・各項目すべて低い値となっている事が確認できます
色深度 … 色深度 23.4bitsは充分な値であるが、ニコン「D5」や前機種である「EOS-1D X Mark II」などのスポーツ志向のカメラと比べると少し差を付けられているとのこと。加えて高画素センサーを搭載した風景やスタジオ撮影向きのニコン「D850」やパナソニック「S1R」と比べた場合、最大で約3bitの差を付けられていると解説
ダイナミックレンジ … ISO50(拡張感度)でダイナミックレンジを最大限に活かしていないが、ISO高感度域のダイナミックレンジは非常に優れているとのこと。ちなみにここ最近のDXOMARKは、低感度域のスコアを重要視するので、特に総合スコアでキヤノン製センサーのスコアが振るわない要因の1つ。掲載されているダイナミックレンジのグラフを見ると、「D5」を上回っている事が確認できます。この辺の優劣は最新機種である「D6」スコア待ちといった感じでしょうか。
ISO感度耐性 … ノイズレベルは十分に制御されていると判断していますが、競合機である「α9 II」と約0.6段分の差を付けられているとのこと。キヤノンは、ソニーのような新参者に本当に一歩も退く事はできないと解説。ISO感度グラフの項目では、「D5」と同等と掲載。
スポーツジャーナリズムは非常に競争が激しい分野であり、レンズの先で繰り広げられる動きを捉えててくれるカメラが必要で、「EOS-1D X Mark III」はそれを念頭に置いて設計されていると、センサー性能ではなくAF性能や連写性能・バッファ性能など多くの要素がある事を前置きし、我々のセンサー性能測定方法では最先端の結果では無かったものの、それだけはないとフォローしています。要はセンサースコアがすべてではないカメラなので購入する価値があるカメラと結論付けています。