DXOMARK キヤノン EOS-1D X Mark III センサースコア修正 総合スコア91ポイントに
以前DXOMARKがキヤノンのフラッグシップ機「EOS-1D X Mark III」センサースコアを掲載し、前機種である「Mark II」より低いスコアで話題になりました。今回DXOMARKが、前回のデータは間違えていたとしてセンサースコアを訂正。総合スコアが83ポイントから91ポイントに一気に引き上げられています。
EOS-1D X Mark III センサースコア
- 総合スコア : 83ポイント → 91ポイント
- 色深度 : 23.4bits → 24.2bits
- ダイナミックレンジ : 13.4Evs → 14.5Evs
- ISO高感度耐性 : 2445ISO → 3248ISO
昨夜キヤノンがオンライン新製品発表イベントを開催し「EOS R5」「EOS R6」「RFレンズ4本」を発表し盛り上がっている裏でDXOMARKがスコアを修正し訂正レビュー記事を掲載していてビックリ。発表イベント後たまたまDXOMARKのFacebookを見たら修正告知を掲載していてビックリ。
競合機とセンサースコアを比較
修正前のスコアでは前機種「EOS-1D X Mark II」よりも全項目でスコアが低く総合スコア83ポイントとかなり低い値でしたが、修正後は91ポイントに引き上げられ前機種を上回り、競合機「α9 II」に2ポイント差まで詰め寄る総合スコア91ポイントに。※「α9 II」の搭載センサーは初代機から据え置きと言われているので、まだ高い性能を維持している事も驚き。
DXOMARKはまだニコン「D6」のセンサースコアを公開していませんが、前機種「D5」と比べると「EOS-1D X Mark III」はダイナミックレンジとISO感度耐性が良好で総合スコアで3ポイント上回っている事が分かります。
これでDXOMARKとPhotons to Photosのセンサースコアの差の理由も分かりました。あとキヤノンが、DXOMARKに抗議したのかどうかは分かっていません。
昨夜キヤノンが発表した「EOS R5」と「EOS R6」。「EOS R6」搭載センサーは、この「EOS-1D X Mark III」が搭載するセンサーをカスタマイズしたイメージセンサーである事を明らかにしています。加えて「EOS R5」が搭載するセンサーは、製品ページで " 自社開発・自社生産の35mmフルサイズ約4500万画素CMOSセンサー " と掲載しているので、今後登場してくるであろうセンサースコアにも注目です。