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キヤノンが「8K シネマEOS」を隠さないようになってきた 年末年始 世界遺産で放映予定

キヤノンが、8Kソリューション TBSテレビ「世界遺産」プレゼンテーション動画をYouTubeに公開しました。徐々に「8K シネマEOS」を隠さないようになってきました。

先月開催された「Inter BEE 2020 ONLINE」でほぼ製品版に見える8KシネマEOSボディ画像が公開されましたが、今回はこの8KシネマEOSで非圧縮RAW撮影し、グレーディングを行い仕上げた映像がTBSの「世界遺産」で放映されるとのこと。現時点で民生カメラで8K撮影が可能な「EOS R5」もサブ機的として使用しているそうです。

  • 12月26日(土) BS-TBS 18:30 … 世界遺産 4K8Kディレクターズカット版 比叡山の四季
  • 1月10日(日) 地上波TBS 18:00 … 世界遺産 放送25周年スペシャル4K8K特別篇 知床の四季

ただし「比叡山の四季」はピュア4K放送で、「知床の四季」は地上波なのでフルHD放送になります。8KシネマEOSボディが色々登場するシーンがあったので以下のようにスクリーンショットしてみました。

シネマEOS
シネマEOS
シネマEOS
シネマEOS
シネマEOS

こういう画像が登場するという事は、2021年に正式発表される可能性が高そうな予感。来年に東京五輪が開催されるかどうか分かりませんが、北京冬季五輪2022が8Kの主戦場になるのは間違いないと思うので、放送・記録・映像作品など様々な表現の場において今後どこまで8Kソリューションが普及していくのか気になるところです。

シネマEOS
シネマEOS
シネマEOS

実際に8KシネマEOSで撮影に使用しているビハインド・ザ・シーンも登場してきます。これまでのシネマEOSの操作性を引き継いでいる事が伺え " 手に馴染んだ操作性 " と表現しています。光ケーブルで8K非圧縮RAW撮影を行ったそうで「これが今のテクノロジーだと思う」とコメント。

シネマEOS

ハイダイナミックレンジが高く色階調を美しく再現するため、紅葉や夕日などグラデーションがすごく掛かるシーンは、物凄く綺麗に撮影出来る模様。暗部に落ちていく階調も必要で、8Kグレーディングにおいて階調の幅を最大限に使えるでキヤノンの8Kカメラは非圧縮のRAWで撮影可能なので " ベスト " なカメラである事を語っています。

シネマレンズ

キヤノンのPRIMEレンズは、ウェットな感じでどちらかというとしっとりした感じの描写の模様。ZOOMレンズにおいても大口径ゆえに光を取り込み解像感を失わないそうです。キヤノンのシネマレンズとシネマEOSのカラーサイエンスの相性も評価。比叡山で空撮も行い、8Kならではの立体感を得られたとのこと。

EOS R5
EOS R5

「EOS R5」もドローンに載せ空撮を行い、加えて鮭の遡上を水中撮影し「8KシネマEOS」と小型な「EOS R5」を使い分けている事も明らかにしています。

シネマEOS

現場で空気感をいかに撮影するのかが仕事になるが、キヤノンの8KシネマEOSを使用する事によって、かなり自分の目に近いモノが撮れていると思うとコメントしています。" その場のすべてを鷲掴みするような映像 " という表現も。