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キヤノンが、CMOSセンサー製造棟を新設へ 2023年7月稼働予定

ニュースイッチ(日刊工業新聞)が、キヤノンが平塚事業所にCMOSイメージセンサー 製造棟を新設すると伝えています。この新工場の稼働は2023年7月を予定しているとのこと。

キヤノンは平塚事業所(神奈川県平塚市)の敷地の一部を活用し、相補型金属酸化膜半導体(CMOS)イメージセンサーの製造棟を新設する。投資額は210億円以上。2023年7月の稼働予定。カメラなど自社製品に搭載するCMOSイメージセンサーの生産能力向上を図るほか、外販向けの需要拡大にも対応する。※ニュースイッチ : キヤノンがCMOSセンサーで新工場の狙いより

ここ最近 台湾TSMCとソニーが熊本で半導体工場を新設するニュースが大きな話題となっていますが、キヤノンもCMOSイメージセンサーの生産能力を強化する方向である事が伺えます。" 外販需要拡大 " にも対応していく模様。※TSMC+ソニーの半導体工場はロジック半導体で、自動車用のLSIや積層型イメージセンサー用LSIなどを製造するのではないかと言われています。

キヤノンはイメージセンサーの外販を数年前から開始しており、B2B用途ではトモエゴゼンなど特殊用途というか何かしら特化したイメージセンサーを外販している印象が個人的には強いかも。キヤノンは民生カメラや映像機器以外にも、監視・ネットワークカメラ産業カメラ医療機器なども展開しています。今後 自動車向けのソリューションも視野に入れているのでしょうか。

どのようなイメージセンサーが製造される事になるのか、競合カメラメーカーが、キヤノン製CMOSセンサーを搭載する可能性があるのかどうかも気になります。