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キヤノン「EOS R5 C」正式発表 8K60p対応小型軽量シネマEOS 参考価格65万円(税込)

キヤノンが、「EOS R5」ベースのシネマEOSカメラ「EOS R5 C」を正式発表しました。8K60pに対応し内部システム自体はシネマEOS仕様となっており、国内参考価格は65万円(税込)とのこと。

国内向けの「EOS R5 C」オンラインイベントで基本性能を分かり易く解説しているので製品ページを見ながら聞くのもありかもしれません。

ハイブリッドなシネマEOS

EOS R5C

「EOS R5 C」は「EOS R5」ベースだけに動画だけでなく静止画も撮影可能なシネマEOSとなっています。「EOS R5」ベースの機種ですが、Photo / Video スイッチが用意されておりシステム自体はシネマEOSでメニュー周りもシネマEOS仕様となっているとのこと。静止画は「EOS R5」を引き継いでいる模様。※高速連写20コマ/秒

やっぱり分厚い「EOS R5 C」

分厚い
分厚い

シネマEOSとして見れば小型軽量なフルサイズミラーレス機ですが、今回放熱構造を採用し冷却ファンを搭載しているだけにかなり分厚いボディに見えてしまいます。「EOS R5 C」の奥行きは111mm。※スペックシートに111mmと記載

  • EOS R5 … 138.5(幅)×97.5(高さ)×88.0(奥行)mm 650g (本体のみ)
  • EOS R5 C … 142(幅)x 101 (高さ)x 111(奥行)mm 680g

「EOS R5」と比べると全体的に大きくなっており、特に奥行きは23mmほど厚みが増した事が分かります。しかし冷却ファンを搭載した放熱構造により長時間撮影が可能になり、製品ページに " 長時間ノンストップ記録を実現 " と掲載。

動画性能

動画周りの仕様は幅広いのですべてをピックアップできないのですが、8K60pRAW撮影に関しては外部給電が必要で、8Kオーバーサンプリング4Kは全画素読み出しで10bit 4:2:2 記録を実現しているとのこと。8K30pまではMP4記録に対応し、4K120pはMP4もしくはXF-AVCに対応している模様。

新Cinema RAW Lightに対応した事もアピールしており、8K60pにも対応しています。キヤノンは製品ページで " 12bit化およびデータ効率化を実現 " とアピール。キヤノンは " 3つのベース感度 " を搭載している事をアピールしていますが、回路的には低感度と高感度2つなのでパナソニックの「Dual Native ISO」的な感じでしょうか。※キヤノン自動切り替えモードを3つ目のモードとして数えています

拡張性

拡張性

拡張性もしっかりしていて「EOS R3」譲りのマルチアクセサリーシューを採用。「EOS R5」ベースだけに縦グリップにも対応。もちろんUSB給電/充電やワイヤレス高速通信そしてDCカプラー給電に対応している事が確認できます。

ボディ内手ブレ補正機構(IBIS)は非搭載とのこと。動画撮影時は " 電子IS " に対応している模様。「EOS C70」のようなNDフィルターは内蔵していない模様。スペックシートを見る限りLogに関しては " Canon Log3 " のみの対応となっています。HDMI端子はフルサイズではなく " タイプD " となっておりこの辺は賛否両論あるかもしれません。

国内参考価格は約65万円(税込)

オンラインイベントで国内参考価格を明らかにしており「EOS R5 C」は2022年3月上旬発売予定で国内参考価格は65万円(税込)前後とのこと。B&Hで海外価格をチェックしてみると4,499ドルで予約を受け付けています。単純に4,499ドルを円換算すると約51万5,000円。

CP+2022「EOS R5 C」タッチ&トライ

CP+2022 (オンライン 2月22日~27日 / 会場 2月24日~27日) が開催されますが、会場のキヤノンブースで「EOS R5 C」タッチ&トライを行う事を告知。現在国内でオミクロン株の影響が大きくなりつつあるので会場で開催できるのかどうか気になるところ。