ホーム > カメラニュース 2022 > キヤノン RF-S18-150mm と EF-M18-150mm のレンズ構成とMTFを比較してみる

キヤノン RF-S18-150mm と EF-M18-150mm のレンズ構成とMTFを比較してみる

キヤノンがRFマウント APS-C ミラーレスカメラ「EOS R7」と「EOS R10」を発表し大きな話題となっています。同時に2本のRF-Sレンズも発表しましたが、その内の高倍率ズームレンズ「RF-S18-150mm F3.5-6.3 IS STM」と既存のEOS M用レンズ「EF-M18-150mm F3.5-6.3 IS STM」のレンズ構成とMTFチャートを比較してみました。

レンズ構成

レンズ構成図
  • RF-S18-150mm … 13群17枚
  • EF-M18-150mm … 13群17枚

レンズ構成は共に13群17枚でレンズ構成図を見てみると、ほぼ同じ思想で設計された事が伺えます。絞り羽根数も同じ7枚、最小絞りも同じF22-40、フィルター径も同じ55mmとなっています。ただし撮影最短距離は異なり「RF-S18-150mm」の方が短く、手ブレ補正効果はも0.5段分向上し4.5段を実現しています。※RF-S18-150mmは協調補正で7.0段分効果を実現

MTFチャート

MFTチャート

MTFを比べるとパっと見ほぼ同じ様な曲線を描いている事が確認できます。ちなみに「RF-S18-150mm F3.5-6.3 IS STM」の製品ページを見てみると、小型軽量の高倍率ズームレンズでAF時の最短撮影距離とMF時のCenter Focus Macro、そして向上した手ブレ補正機構をアピールしています。