キヤノンによるカメラ&レンズを消毒する際の注意点 InterBEE2022
InterBEE2022 (11月16日~18日) が開催され、キヤノンはいつものようにブースで開催されたイベントをオンライン配信。その中で放送シネマレンズのメンテナンス講座があり、民生カメラでも使えそうな一部レクチャーをピックアップしてみました。
キヤノンのInterBEE2022の配信動画は、アーカイブする事なく1日経つと非公開・削除されてしまうのが残念ですが、素人の自分で参考になる事があるので楽しみにしているコンテンツの1つになります。
まずは外観清掃。民生カメラの交換レンズ清掃と同じで、ブラシやブロアーで砂塵やホコリを除去といった感じでしょうか。個人的にボディ周りの清掃は、雨に濡れた時とか、海に行った時、年末年始など以外はあまり行いませんが、定期的に行った方が良いですよね。
次はレンズ前玉清掃。最初にブロアーでレンズ表面に傷が付く事を避けるためにブロアーで砂埃を吹き飛ばし。フィルターが付いた状態で清掃しており、フィルターに付けた指紋を清掃するデモンストレーション。クリーニングペーパーに溶剤をつけて拭き上げるのですが、真ん中から外側に向けて円を描くように拭き上げる工程。映像を見ると拭き上げるスピードがゆっくりで参考になりました。溶剤の揮発具合を見ながら程良く拭く事がコツな模様。一筆書きで拭くのが良いそうです。
コロナ禍で消毒に関する質問がよく寄せられるようになり、上記のように消毒の注意点を紹介しています。次亜塩素酸ナトリウム溶液は、材質によって腐食やサビそして変色の可能性があり、キヤノンとして基本的にお勧めしないとのこと。レンズ面や撮像素子の清掃に消毒用アルコールは使用しないように注意喚起しています。
InterBEE2022関連情報は、PRONEWSが積極的に記事や動画を公開しているのでお勧めです。