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キヤノン 2023年Q1決算発表 今年度の販売台数計画290万台 売上は2桁成長を目指す

キヤノンが、 2023年12月期第1四半期決算 (2023年1月~3月実績) を発表しました。年間の見通しも掲載しており、カメラの販売台数は290万台を計画し、売上は2桁成長を目指す事を明らかにしています。

キヤノン決算

旅行・行楽需要が回復する中でカメラの需要は底堅く、各社のミラーレス新 製品が購買意欲を喚起しています。

当社の第1四半期は、「EOS R7」や「EOS R10」 「EOS R6 Mark II」など昨年発売したミラーレスカメラの新製品が販売台数を増やし、プロダクトミックスが改善されたことで、増収となりました。製品力の強化は販売促進費の抑制にもつながり、これまで進めてきた開発の選択と集中、販売組織の効率化とともに収益性を大きく向上させる原動力となっています。

今年もミラーレスカメラEOS Rシリーズの本体・レンズともにラインアップ拡充を図っていきますが、3月には、シリーズ最小・最軽量で持ち運びしやすく、Vlog にも便利な動画撮影機能を充実させた『EOS R50』を発売し、これからカメラを始める方や、気軽にカメラを楽しみたい方から好評を得ています。

今年の市場規模は585万台を見込んでおり、当社は、プロやハイアマチュア 向けに加え、カメラユーザーのすそ野を広げるモデルも投入することで前回見通しと同じ前年比+1%年間290万台の販売台数を計画しています。売上についてはプロダクトミックスの改善を反映し160億円上方修正し、2桁の成長を目指してまいります。※説明会資料(ノート付) 11ページより

市場規模585万台 キヤノンはその内の290万台を販売する計画

市場規模585万台を見込む中、キヤノンはその内の " 290万台 " を販売する計画である事を明らかに。計画通りに進めば、今年のカメラ市場の販売台数の " 約50% " をキヤノンが占める事になります。

今年も「EOS R」ボディとRFレンズを拡充する事を予告

今年も何かしら「EOS R」ボディとRFレンズを予定している事が伺えます。どのような新型カメラと交換レンズが市場投入されるのか楽しみです。

利益率19.4%

イメージングは、ミラーレスカメラの新製品が販売数量を伸ばしてプロダクトミックスが改善し、ネットワークカメラが売上を約5割伸ばしたことで、全体で20%を超える増収となり、利益率は19.4%まで高まりました。※説明会資料(ノート付) 4ページより

民生カメラとネットワークカメラの合算になりますが、イメージング事業全体で20%を超える増収を実現し " 利益率19.4% " まで高まり収益性が大きく改善した事も明らかにしています。