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キヤノン決算発表 カメラもレンズも好調 カメラ年間販売台数は290万台を目指す

キヤノンが、2023年12月期第2四半期 (2023年4月~6月) 決算発表を行いました。カメラとレンズの販売台数は前年同期比で上回り、カメラの年間販売台数は290万台を目指しています。

キヤノン決算

イメージングビジネスユニットでは、レンズ交換式デジタルカメラは、昨年発売したフルサイ ズミラーレスカメラの EOS R6 Mark II や、APS-C サイズミラーレスカメラの EOS R7 と EOS R10 が 引き続き堅調に推移したことに加え、今年発売したエントリーモデルの EOS R50 と EOS R100 も好評を博し、一部の製品では生産が追い付かないなど販売台数は前年同期を上回りました。レンズ は、RFレンズが好調に推移し販売本数は前年同期を上回りました。※2023年12月期第2四半期決算短信(PDF)より

カメラ実績 Q2と年間見通し

  • Q2 … 1,490億円
  • 年間見通し … 5,691億円

Q2と年間見通しは前年度を上回っており、Q2は 1,270億円 → 1,490億円 と+11.8%上昇、年間見通しは 5,097億円 → 5,691億円 と前年実績よりも +11.6% を見通しています。今回の年間見通しは、前回のQ1決算発表時の年間見通しよりも " 85億円 " 上回っており好調である事が伺えます。

カメラ販売台数 Q2と年間見通し

  • Q2販売台数 … 78万台 (+14%)
  • 年間見通し … 290万台 (+1%)

キヤノンは、ついにRFマウントでAPS-Cカメラ「EOS R7」「EOS R10」「EOS R100」の展開を開始したので販売台数は必然的に伸びるのではいでしょうか。加えてVlogカメラ「PowerShot V10」が、市場でどこまで支持されるのか注目したいところ。

キヤノンは、カメラ世界市場販売台数585万台を想定し290万台の販売を目指す

説明会資料(ノート付き)を見てみると、2023年のカメラ世界市場の販売台数は585万台と想定し、その内の290万台はキヤノンが販売する事を目指している事が確認できます。

カメラユーザーの裾野を広げるために「EOS R50」を投入し、「EOS R100」はスマートフォンからのステップアップを促すモデルとのこと。「PowerShot V10」は、拡大する動画需要を取り込むためVlog撮影に特化したカメラと表現しています。「PowerShot V10」の箇所で " 今後もスマートフォンとの差別化を図りながら、新しいカメラを提供していきます " と掲載しているので、キヤノンは今後もVlogカメラをはじめ新たなコンセプトのカメラを提案してきそうな予感。

RFレンズの具体的な数字は掲載されていませんが、説明会資料で " カメラ新製品とRFレンズの販売好調で2桁の増収 " の文言があり、決算短信で " RFレンズが好調に推移し販売本数は前年同期を上回りました " と表現しているのでRFレンズも好調な模様。