キヤノン「RF10-20mm F4 L IS STM」発表 超広角焦点距離10mmスタートの強み
キヤノンが、RFマウント フルサイズ対応 F4通し超広角ズームレンズ「RF10-20mm F4 L IS STM」を正式発表しました。競合他社の超広角ズームレンズよりも広い10mmスタートのレンズで小型軽量コンセプトのLレンズに仕上がっています。発売日は、2023年10月27日を予定。
RF10-20mm F4 L IS STM 基本スペック
- 画角 (水平・垂直・対角線) : 121°55′~84°・100°25′~62°・130°25′~94°
- レンズ構成 : 12群16枚
- 絞り羽根枚数 : 9枚
- 最小絞り : F22
- 最短撮影距離 : 25cm
- 最大撮影倍率 0.12倍(20mm時)
- フィルター径 : なし(後部ゼラチンフィルターホルダーに差し込み)
- 最大径×長さ : φ83.7mm×112mm
- 質量 : 570g
10mmスタートのアドバンテージ
広角焦点域の " 1mm " の違いは大きく、一眼レフ用レンズ「EF11-24mm F4L USM」よりもワイド端は " 1mm " 広くなっており、AF対応フルサイズ用レンズ(魚眼レンズを除く)において世界初の10mmスタートの超広角ズームレンズとのこと。
- RF10-20mm F4 L IS STM
- FE 12-24mm F2.8 GM
- FE 12-24mm F4 G
- NIKKOR Z 14-24mm f/2.8 S
- NIKKOR Z 14-30mm f/4 S
あとニコンとソニーの純正(超)広角ズームレンズのラインアップを見てみると、今回の「RF10-20mm F4 L IS STM」はスペック的にマーケティング的にアドバンテージがある超広角ズームレンズと言えるかもしれません。
小型軽量コンセプト
「RF10-20mm F4 L IS STM」は、10mmスタートの超広角ズームレンズでLレンズながらも質量は570g、サイズはφ83.7mm×112mmに仕上がっており、小型軽量コンセプトである事を特長の1つに上げています。※「EF11-24mm F4L USM」の質量は1,180g
ISは5.0段分効果 / 協調補正で6.0段分効果
製品を見て分かる通り " IS (レンズ内手ブレ補正) " も採用しており、レンズ単体で5.0段分効果、レンズとボディの協調補正で6.0段分の手ブレ補正効果を実現。
「EF11-24mm F4L USM」と同等以上の高画質
「RF10-20mm F4 L IS STM」スペシャルサイトの方を見てみると、「EF11-24mm F4L USM」と同等以上の高画質を実現している事をアピールしています。非球面レンズ3枚、スーパーUDレンズ1枚、UDレンズ3枚を採用し、ズーム全域で色収差も補正し、画面周辺まで色にじみの少ないクリアな描写を実現しているとのこと。
キヤノンオンラインショップ 売り出し価格(税込)
「RF10-20mm F4 L IS STM」の予約受付開始は10月13日 AM10:00 からで現時点で量販店売り出し価格は分かりませんが、すでにキヤノンオンラインショップが価格を掲載しており " 376,200円 " となっています。
キヤノンの供給不足は解消してきており、供給不足リストを見てみると現時点で供給不足なのは「RF100-300mm F2.8 L IS USM」と「RF400mm F2.8 L IS USM」のみ。「RF10-20mm F4 L IS STM」は初回出荷分を売り切り供給不足リスト入りしてしまうのか、しっかりした供給量を確保しているのか注目。もちろん予約を入れておくが一番安全ではある事は間違いないです。