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キヤノン 年間決算発表 (2023年1月~12月) イメージングは前年度超え(売上・営業利益)

キヤノンが年間決算 (2023年1月~12月) を発表しました。イメージングは、売上高と営業利益ともに前年度を超える実績を達成しています。

キヤノン決算

イメージングビジネスユニットでは、レンズ交換式デジタルカメラは、一昨年発売した EOSR6 MarkⅡや昨年発売のエントリーモデル EOS R50 や EOS R100 など、ミラーレスカメラの新製品を中心に堅調に推移しました。レンズも、引き続きRF レンズが好調に推移しました。ネットワークカメラは、堅調な需要に加え用途の多様化を背景に販売活動を強化し、増収となりました。これらの結果、当ユニットの売上高は、前期比 7.2%増の 8,616億円となりました。税引前純利益は、付加価値の高いミラーレスカメラの売上構成比が高まったことやネットワークカメラが好調に推移したことから、前期比 14.4%増の 1,464億円となりました。 ※決算短信より

イメージングのカメラは、競合各社の製品供給量が増加し価格競争が激化する中でも、ミラーレスカメラの比率を高めながら、前年から微増の288万台を販売し、売上を伸ばしました。ネットワークカメラは景気減速によるインフラ投資の抑制が懸念されましたが安心 安全を求める人々のニーズは依然強く、年間では2桁の成長が継続しました。※決算説明会資料(ノート付き)より

イメージングのカメラは、ラインアップ拡充をさらに進めながらミラーレスへのシフトを加速しプロダクトミックス改善により成長を目指し、ネットワークカメラは多様な製品ラインアップとソフトウエアで拡大する需要を確実に取り込み、今年も売上を伸ばします。※決算説明会資料(ノート付き)より

キヤノン イメージング 実績 ※2023年1月~12月

  • イメージング全体 … 売上高 8,616億円 (+7.2%) / 営業利益 1,456億円 (+15.0%)
  • カメラ … 売上高 5,446億円 (+6.8%)
  • ネットワークカメラ他 … 売上高 3,170億円 (+7.9%)

カメラ事業の売上高は5,446億円で前年比で " +6.8% " の伸びとなっています。ちなみに今年度 (2024年1月~12月) のカメラ事業の見通しは売上高 5,650億円となっており+3.7%の伸びを予測。見通しに関しては年4回行われる決算発表ごとに提示されるので、今後さらに正確な数字になっていくと思われます。

カメラ台数 ※2023年1月~12月

  • 2023年 … 288万台
  • 2024年見通し … 280万台

カメラは " 288万台 " となっており、2022年は286万台だったので280万台を維持している事が伺えます。現時点における今年度(2024年1月~12月)は " 280万台 " を見通しており、今年度もキヤノンのカメラ事業は安定的に推移しそうな印象です。決算短信を見てみるとキヤノンは今年度のカメラ事業の見通しについて「レンズ交換式デジタルカメラは、ミラーレスカメラへのシフトが一層進む見込みで、引き続き底堅く推移する見通し」と表現しています。

ラインアップをさらに拡充する

決算説明会資料(ノート付)に「イメージングのカメラは、ラインアップ拡充をさらに進めながらミラーレスへのシフトを加速しプロダクトミックス改善により成長を目指す」と掲載しており、今年も意欲的なEOS RカメラとRFレンズの登場に期待です。