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キヤノン年間決算発表 イメージング堅調 2022年は286万台を販売 今年は290万台を見込む

キヤノンが、年間決算 (2022年1月~12月の実績) を発表しました。カメラ市場が停滞する中、キヤノンのイメージング事業(カメラ)が堅調で世界市場で286万台を販売し、今年度は(2023年1月~12月)は290万台を見通しています。

キャノン決算

カメラ市場は、個人消費の落ち込みが懸念される中でも、プロやハイアマチュアを中心に静止画や動画の撮影自体を楽しむユーザーの需要は底堅く、各社のミラーレスカメラ新製品投入により2022年は前年を上回る585万台となり、2023年も同じ規模を想定しています。

当社の2022年の販売台数は、EOS Rシリーズ初となるAPS-Cセンサーモデ ルの「EOS R7」と「EOS R10」がラインアップに加わり、前年から12万台増となる286万台となりました。

昨年12月には、フルサイズミラーレスカメラ「EOS R6 Mark II」を発売しました。被写体検出を含めたAF機能の強化や、1秒あたり最高約40コマの高速 連写のほか、高画質4K動画の撮影など、静止画、動画ともに高い性能を備えています。2023年はこうした昨年発売の新製品が一年を通じて売上に貢献する予定です。さらに、レンズ交換式カメラユーザーのすそ野を広げるモデルの投入など、EOS Rシリーズのさらなるラインアップ強化を図る計画であり、今 年は290万台の販売を目指していきます。

また、RFレンズについても昨年7本増やし、ラインアップは現在33本となっていますが、今後もユーザーの多様な撮影ニーズに応えるべく、RFレンズ拡充を進めてまいります。※プレスリリースより

キヤノン カメラ 2022年売上高

  • 2021年 … 4,331億円
  • 2022年 … 5,097億円 (前年比 +17.7%)

キヤノンのイメージング(カメラ)は堅調である事が伺えます。2022年の売上高は " 5,097億円 " で前年比で+17.7%となっています。カメラとネットワーク他を合せた営業利益は1,266億円となっており、前年比で+60.9%となっています(2021年の営業利益は787億円)。

キヤノン カメラ 2023年見通し

  • 売上高 … 5,446億円
  • レンズ交換式カメラ販売台数 … 290万台

2023年のカメラの売上高の見通しは " 5,446億円 " となっており、前年比(2022年)の+6.8%を見通しています。レンズ交換式カメラの販売台数は " 290万台 " となっており、前年286万台とほぼ同じ台数となっています。キヤノンは2023年の市場規模を " 585万台 " を見込んでおり、キヤノンの戦略通りに進めば、市場規模のほぼ半分がキヤノンカメラが占める事になります。

説明会資料(ノート付き)の資料に2023年の製品展開を示唆する文言がありますが、そちらは別記事の方にまとめました。